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ソードアート・オンライン 蒼藍の剣閃 The Original Stories
SAO編 Start my engine and step on blue light in Aincrad
Chapter-9 新婚生活
Story9-10 未来の種
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いち早く言葉を飲み込めたアスナがいった。
「どういう、こと?」
その声には力がこもっていない。
「こいつさ、俺の識別スキルでもデータが分からないし、カーソルが赤黒い。ということは、こいつの強さはおそらく90層後半レベル。現段階で俺たちの勝てる相手じゃない」
「だったら、キリト君やシャオン君だって」
必死に言い返そうとするアスナだが虚しくもキリトによって打ち砕かれる。
「俺1人、もしくはシャオンとならなんとか時間を稼ぐことができる。けど、全員を守りながらでは無理だ」
冷たく言い放たれた言葉に二人は動揺を隠せないようだ。
「頼む。脱出してくれ。君たちを死なせたくない」
キリトは必死にだが力なく訴えた。
キリトは、振りかぶられた鎌をエリュシデータで払いのけ戦っている。
結局二人はキリトの指示に従わずに戦いに参加している。
だが、直撃は避けているとはいえもともと軽装である女性陣はあっと言う間にイエローまでゲージを削られている。
キリトもうまく攻撃をかわせているいるとはいえ、すでに4割を削られている。
シャオンは攻撃をした。
「ツインソード…………トランズレイド!」
しかし、目の前にいたはずの死神は突然姿を消し、剣を振り下ろしたシャオンの横に出現した。
鎌が振り下ろされた。
「ぐっ…………」
シャオンは硬直で動けずにまともに一撃をくらった。
一気にHPバーが危険域であるレッドゾーンまで減る。
もう一度、鎌が振り下ろされた。
フローラたちが受け止めてくれた。
しかし、レッドゾーンまで削られる。
そして、もう一度、フローラたちの頭に鎌が振り下ろされた。
次の一撃は防いでもみんな死んでしまう。
「だめだ……死ぬな…………だめだぁぁぁぁ!」
その瞬間、シャオンの持つ二つの剣が光りだした。
そして、シャオンの体が強く蒼色に光りだした。
キィィィン
「…………なんだろう…………この安心感…………
ソードユニゾン」
シャオンは導かれるようにエターナリィアクセルとスターライトクリエイターを握り、ソードユニゾンを発動した。
シュッ ガキン
シャオンは恐るべきスピードで武器を弾いた。
髪に青いメッシュが入り、瞳は暗い青。
コートの色は蒼が強くなる。
「シャオン君?」
「みんな、下がっていてくれ」
「何で!?」
「大丈夫だから、心配すんなって」
シャオン自身もなぜ、そんな言葉が出たかは分からない。
ただ、これなら大丈夫という安心感がシャオ
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