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暁の舞R
ナンの実力
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「アレクセイ殿、治癒術も使えるんですね」

「そこまで長けてはいないがな……、よし取り敢えずは大丈夫だ」

「ありがとうございます!アレクセイ殿!」

「……殿ってやめてくんないか?アレクセイで良いから、あと敬語も要らない」

「わかりました…じゃなくて、わかった」

「取り敢えずここまでの話を聞かせてくれ」

「わかった」



「そんな事があったのか…よりによってナンと出会うとは……」

「でもナンは山から落ちて行った……」

「ナンが死んだら、部下が黙っちゃいないだろう…」

「……………」

「大丈夫だ、俺がお前を鍛えてやる」

「……!アレクセイが!?」

「ああ!嬢ちゃんが回復する頃にはお前は生まれ変わる」

「生まれ……変わる……」

「ああ俺がお前を導いてやる」

「これ以上渚に負担は掛けたくない…俺生まれ変わりたい!」

「誰かを守りたいと思う奴は強くなる……お前みたいなのがな」

アレクセイは俺に手を差し伸ばし握手を交わした。
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