暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン 蒼藍の剣閃 The Original Stories
SAO編 Start my engine and step on blue light in Aincrad
Chapter-9 新婚生活
Story9-9 ストレス発散
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上げるキリトに、我慢できないとばかりにユリエールがお腹を抱えて、笑いを漏らす。

途端に子供たちが嬉しそうに満面の笑みを浮かべ、

「お姉ちゃん、はじめて笑った!」

「笑ったーーー!」

叫んだ子供たちに、彼女も満面の笑みを浮かべた。

2人は周囲の心に敏感なのだろう。

シャオンはレイを抱き上げた。

それを見て情けない声を出していたキリトもユイを抱き上げた。

「先に進みましょう」

フローラの声に再び歩き出しさらに奥を目指すのであった。
















◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆















ダンジョンに入って暫くは水中生物型がほとんどだったモンスター群は、階下に行く毎にゾンビやゴーストといったアストラル系のモンスターに変化していた。

アスナとフローラは相変わらずそういったタイプのモンスターは苦手なようで終始顔を引きつらせていた。



男二人があまりにかっこよすぎたのか子供達がキリトとシャオンどっちが強いかで話してしまい、それぞれ自分の父親のほうが強いと言い出した。

「パパのほうがつよいです!」

「レイのパパのほうがつよい!」

フローラは困ったように2人をなだめようとしたが徒労に終わった。

おまけにキリトが『試してみるか?』と言い出してしまいなぜか勝負になってしまった。


子供たちをそれぞれに妻に預け、2人は走り出した。

「「パパがんばれ!」」

2人の声援が同時に聞こえ、

「負けないからな!」

「勝利を譲る気はないから、覚悟しとけよ」

2人はお互いにそういいモンスターの群れに飛び込んだ。

ここがいくら60層レベルと言えども、2人は安全マージンを30はとっているので1人でも苦労しない、いや自分の子どもにいいところを見せようとがんばるのでよりいつもより強さがましている。

そんな夫2人の光景を見ながら2人の妻は呆れていた。

「すみません、ユリエールさん」

「本当申し訳ないです」

アスナ、フローラに謝罪されユリエールはとんでもないと首を横に降った。

「おかげで順調にすすめてますし。なによりすごい強さですね。私ひとりじゃこんな…………」

「「あ、あははは」」

2人の妻は笑ってごまかすしかなかった。

いっぽうの男性陣は子どもにいいところを見せようと躍起になっていた。

キリトも普段は二刀はあまり使わないが、この時だけはシャオンに負けるわけにはいかないと全力だ。

シャオンはSEED Mode-Accelerationを発動させ、光のごとき速さで狩っていく。










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