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ソードアート・オンライン 蒼藍の剣閃 The Original Stories
SAO編 Start my engine and step on blue light in Aincrad
Chapter-9 新婚生活
Story9-6 実力の差
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に囲まれてしまった。
しかし、その時ユイとレイが宙に視線を向け、右手と左手をそれぞれ伸ばしていた。
フローラとアスナは慌ててその方角を見やるが、そこには何もない。
「みんなの…………」
「こころ、が…………」
「ユイ!どうしたんだ、ユイ!!」
「しっかりして!レイちゃん!!」
キリトたちの呼びかけに2人は2、3度瞬きをして、きょとんとした表情を浮かべた。
俺も慌てて走りより、子供たちの手を握る。
「ユイ、何か、思い出しのか?」
「そうなの、レイちゃん!?」
「あたし、あたし…………」
「レイたち、は…………」
2人は眉を寄せ、俯く。
「ここには、いなかった……」
「ずっと、ふたりで、くらいとこにいた……」
何かを思い出そうとするかのように顔をしかめ、唇を噛む。
と、突然……
「「あ、うあ、ああああ!!」」
2人の顔が仰け反り、細い喉から高い悲鳴が迸った。
「「「「!?」」」」
ザ、ザッという、SAO内では初めて聞くノイズ音に俺たちは眉を寄せる。
直後、ユイたちの硬直した体のあちこちが崩壊するように激しく振動した。
「ユイちゃーーんッ!」
「レイちゃーーーん!」
ユイたちも悲鳴を上げ、その体を両手で必死に包み込む。
「ママ、こわい、ママ!!」
「ママ、ママぁ、こわい、こわいよお!!」
Story9-6 END
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