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ソードアート・オンライン 蒼藍の剣閃 The Original Stories
SAO編 Start my engine and step on blue light in Aincrad
Chapter-9 新婚生活
Story9-6 実力の差
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にいるの!?」
サーシャが男たちの向こうに呼びかけると、すぐに怯えきった少女の声で応えが上がった。
「先生!先生、助けて!」
「お金なんていいから、全部渡してしまいなさい!」
「先生、だめなんだ…………!」
今度は絞り出すような少年の声。
「くひひっ」
道を塞ぐ男の1人が、ひきつるような笑いを吐き出した。
「あんたら、ずいぶん税金を滞納してるからなぁ。
金だけじゃ足りないよなぁ」
「そうそう、装備も置いてってもらわないとなァー。
防具も全部、何から何までな」
大方、奴らは少女を含む子供たちに、着衣を全て解除しろと要求しているのだろう。
サーシャたちも同じ推測に至ったらしく、殴りかからんばかりの勢いで男たちに詰め寄った。
「そこを……そこをどきなさい!
さもないと…………」
「さもないと何だい、保母先生?
あんたが代わりに税金を払うかい?」
「…………キリト」
「ん?」
「とりあえず、子どもたちだけでも助ける。
みんなを守っててくれ」
「分かった」
俺は鍛えあげたステータスにものを言わせ、呆然とした表情で見上げるサーシャと軍の連中の頭上を軽々と飛び越え、四方を壁に囲まれた空き地へと降り立った。
「うわっ!?」
その場にいた数人の男たちが驚愕の表情で飛びずさる。
空き地の片隅には、10代前半くらいの2人の少年と1人の少女が、身を寄せ合って固まっていた。
防具はすでに除装され、簡素なインナーだけの姿だ。
その子たちを抱えて再び高く飛びもとの場所に飛んだ。
子どもたちをおろした俺は防具や武器をつけるように子供たちにうながした。
そして、鋭い眼差しで軍の連中を睨みつける。
「おい、オイオイオイ!!」
その時、ようやく我に返った軍のプレイヤーの1人が喚き声を上げた。
「なんだお前らは!!
軍の任務を妨害すんのか!!」
「これが任務…………か。
これのどこが任務だ。ただの恐喝まがいのチンピラにしか見えないな」
「まあ、待て」
先程喚いたプレイヤーを押しとどめ、一際重武装の男が進み出てきた。
どうやらこいつがリーダー格らしい。
「あんたら見ない顔だけど、解放軍に楯突く意味が解ってんだろうな?
何なら本部でじっくり話聞いてもいいんだぜ」
リーダーの細い眼が凶暴な光を帯びた。
腰から大振りのブロードソードを引き抜くと、わざとらしくぺたぺたと刀身を手の平に打ち付けながら歩み寄る。
剣の表面が低い西日を反射してギラギラと光った。
それは、一度の損傷も修理も経験していない武器特有の薄い輝き。
「それと
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