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ソードアート・オンライン 蒼藍の剣閃 The Original Stories
SAO編 Start my engine and step on blue light in Aincrad
Chapter-9 新婚生活
Story9-4 パパ、ママ
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なにこれ!?」

アスナが驚きの声をあげて、キリトも驚きの表情を隠せないようだ。
もちろん、俺とフローラもそう。

2人のウインドウにはHPバーもEXPバーも、レベル表示すら存在せず、僅かに存在するのは(アイテム)と(オプション)と名前だけだった。

ユイの方には(Yui-MHCP001)
レイの方には(Rei-MHCP001)



とウインドウの最上部に書いてある。

装備フィギュアはあるものの、コマンドボタンは通常に比べて大幅に少なかった。

子供たちはウインドウの異常など居に介していないようで、不思議そうに大人組を見上げている。

「これも、システムのバグなのかな?」

「何だか、バグというよりは、元々こういうデザインのようにも見えるけど」

「くそっ、今日くらいGMが居ないのを歯がゆく思ったことはないぜ」

「ま、ないものを今考えてもしょうがないだろ。

優先すべきはまず、この子たちに服を着させること、だろ?」

女性陣は外出のために子供たちに服を着せようとしていた。















◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆















20分後

子供達は女性陣によって着替えさせられて、すっかり装いを改めていた。

「さて、行こうか」

「パパ、抱っこ…………」

屈託のない眩しい笑顔でユイはキリトにお願いした。
キリトは少し照れながらもユイを持ち上げて抱っこした。

レイがその様子を羨ましそうな瞳で見ていたのに気づき、俺もレイに声をかけた。

「レイ、おいで」

レイは顔は花が咲いたように明るくなり、駆け寄って来た。

「パパと一緒に、歩く!」

「歩きたがるところ、シャオン君そっくりね」

「そうだな」

その姿に女性陣は思わず顔をほころばせた。









そして、転移門に到着し、俺たちは久しぶりにアインクラッド第1層始まりの町におりたったのであった。

















Story9-4 END
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