暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン 蒼藍の剣閃 The Original Stories
SAO編 Start my engine and step on blue light in Aincrad
Chapter-9 新婚生活
Story9-3 迷子?
[2/3]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
片方の女の子を預け、もう一方をフローラに預けた。
「とりあえず、このまま放ってはおけない。
目を覚ませば色々判るだろうし、このまま家まで連れて帰らないかい?念のため護衛は男性陣がやる」
「そうだな…………そうしたほうがいい。
でも、その前にこの子たちの持ち物が落ちてないか探そう」
キリトは小さく頷き、辺りに子供たちの持ち物が落ちてないかを確認すると、俺たちはほとんど駆け足で来た道を戻った。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
森を抜け、家に辿り着いても子供たちの意識は戻らず、フローラとアスナは俺たちの寝室に2人を横たえ、毛布を掛けた。
4人は向かい側のソファに腰掛ける。
しばし沈黙が周囲を包み、しばらくすると、キリトがほつりと口を開いた。
「まず、1つだけ確かなのは……此処まで移動できたんだからNPCじゃないってことだよな」
「そうだな」
NPCは存在出来る範囲があらかじめ決められており、プレイヤーの意思で移動させることが出来ない。
手で触れたり、抱きついたりした場合、ほんの数秒でハラスメント警告の窓が開き、吹き飛ばされるのだ。
「それに、何らかのクエスト開始イベントでもない。
もしそうなら、接触した時点でクエストのログ窓が更新される筈だしな」
「だとすれば、この子たちはやはりプレイヤーで、迷子、ってことか」
「クリスタルを持っていない、あるいは転移の方法を知らないとしたら、ログインしてから今までずっと、はじまりの街にいたと思うのよね。
なんでこんなところまで来たのかは判らないけど、はじまりの街にならこの子たちのことを知ってるプレイヤーがいるんじゃないかな?例えば、親とか、保護者みたいな」
「確かに、俺もそう思う。こんなに小さい子供たちが1人でログインするなんて考えられないからな。家族か誰か一緒に来てるはずだ。
無事かどうかは判らないけど…………」
不安を覚えたのか、アスナがキリトを見た。
「ね、意識、戻るよね」
「ああ。まだ消えてないって事は、ナーヴギアとの間に信号のやり取りはあるってことだからな。
睡眠状態に近いと思う。
だから、きっと近い内に目を覚ます」
キリトはアスナの頭を撫でながら不安そうな彼女を諭した。
「それにしてもこの子たちは、10歳はいってないよな……8歳くらいか」
「それくらいだろうな。年齢からしてもやはり妙だな…………
ま、これ以上話しても何も分からないし、俺たちはお昼にしよう。
この子たちが目を覚ましたら事情を聞くことにして」
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ