暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン 蒼藍の剣閃 The Original Stories
SAO編 Start my engine and step on blue light in Aincrad
Chapter-8 74層攻略
Story8-10 キリトvsヒースクリフ
[3/6]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
挨拶も手短に、陽気な声を上げながらそう言う。

「あはは…………これは、ダイゼンさんの仕業でしたか〜」

「仕業って、そないなことあらへんで?なんせウチの団長とキリトはんやからな〜。ほっといてもこうなるって!

次はシャオンはんもやってくれはると更に助かりますなぁ!」


「誰がやるか」

ここでシャオンは少なからずキリトに同情したのだった。

――自分で注いだ油だ…………ま、頑張れ















◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆















第75層・コロシアム内


シャオンたちはダイゼンがキリトの控え室まで案内した。


控え室は闘技場に面した小さな部屋だった。

「ここまでとはな…………」

コロシアムに面しているとは言え、歓声がうねりながらここまで届いてきている。

「だね…………」

控え室の扉越しに声は聞こえてくる。

『たとえワンヒット勝負でも強攻撃をクリティカルでもらうと危ないんだからね? 危険だと思ったら降参するのよ!』

外で聞き耳を立て続けるわけにもいかないので中へと入っていった。

「そうだよ!キリト君!無茶したらもれなく2つビンタが飛ぶからね!」

「まぁ、気張らずに頑張れよ」

「あっ……2人とも!」

アスナは気がついたようで、こちらに振り向いて手を上げた。

「ったく…………2人して……だから俺よりヒースクリフの心配をしろよ」

苦笑いしながらそう答えるキリト。
やがて、歓声に混じって闘技場の方から試合開始を告げるアナウンスが響いてきた。

それを聞いたキリトはゆっくりとした動きで立ち上がる。

背中に交互して吊った二本の剣を同時に少し抜き、音を立てて鞘に収めると同時に歩き出した。


目の前、右側にアスナ。左側にフローラがいて、最後にシャオンがいる。

控え室の扉はもう開かれており、そこから四角く光が漏れてきている。


それはまるで光への入り口。先にあるのは勝利か敗北かは判らない。


キリトが扉に近づいた時。

シャオンはキリトに向けて拳を突き出した。
キリトもそれに答えるように拳を挙げ、軽くあわせていた。


「俺のモットー全力全開。今回は譲ってやる。

ひとっ走りでもふたっ走りでもしてこい」

「ああ」

シャオンからの激励を受けたキリトは、その光の中へと入っていった。














観客席はぎっしりと埋っていた。
それは軽く千人はいるのではないだろうか。その最前列にはエギルやクラインと言った顔見知りも見えた。

「さて…………」

シャ
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ