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ソードアート・オンライン 蒼藍の剣閃 The Original Stories
SAO編 Start my engine and step on blue light in Aincrad
Chapter-8 74層攻略
Story8-10 キリトvsヒースクリフ
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なら盾は神の盾といった所だろう。

あらゆる攻撃を受け止め、ある時は受け流す為、どんな攻撃も、ヒースクリフ本体まで届かない。


だから、盾をどう突破するかが、攻略の鍵だ。

「結果は明日になれば解るか」

そこにフローラが来た。

「どうしたの?」

「何でもない。

明日のことを考えたら、な?」


「そうだね〜。


キリト君とシャオン君がああしてくれなかったら、もっともっと、犠牲者が出てたって思うの。後で後悔するくらいなら行動するでしょ?」


「ああ、オレも今も後悔はして無い」

「じゃあ…………明日は、キリト君を応援しないとね?アスナとキリト君がくっつくチャンスなんだから」

「そうだな。



そう言えば、仮にキリトが負けても血盟騎士団に入るだけだったよな?なら、どちらの結果でも同じなんじゃないか?」

フローラは目をぱちくりさせ、その言葉を少し考えたあと

「あっ、それもそうだね?じゃあ、後で危なくなったら早めに降参するように言っておこうかな?」

「アイツが勝負を投げるとは思えないし、それに簡単には負けないさ。

俺のライバルだからな?」
















◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆















第75層・コリニア 転移門前


75層の主街区は古代のローマ風の作り。
何よりも目に付くのが、この75層の中心だとも言える巨大な建造物のコロシアムだ。




その75層では、既に多くの剣士や商人プレイヤーが乗り込んできている。


大変な活気を呈しているこの場所ではこのアインクラッド一大イベントが行われようとしていたのだ。
ここ第75層では、これまでとは違った特徴がある。

コロシアムで、キリトとヒースクリフはデュエルするのだ。




「火噴きコーン!!10コル!!さ〜〜買った買った!」

「黒エールも!キンキンに冷えてるよ〜〜!!」


コロシアムの入り口。
転移門の前が直ぐ入り口だから、もう直ぐに解る。

見渡す限り人ばかりたった。


そして、その中心にさっきの台詞をわめき立てる商人プレイヤーの露店がずらりと並んでいて、長蛇の列をなしているんだ。

「ああ、良かった。出るのが俺じゃなくて」


「あはは…………でも、ほんとすごいね〜。あっ、あのチケット売ってるのって…………」

フローラは、露店の長蛇の列の間から縫って出てくるプレイヤーに目が留まった。

向こうもこっちに気がついたようで近づいてきた。

「いや〜〜 久しぶりですフローラはん!ほんまキリトはんには頭上がらんで〜」


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