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ソードアート・オンライン 蒼藍の剣閃 The Original Stories
SAO編 Start my engine and step on blue light in Aincrad
Chapter-8 74層攻略
Story8-9 決戦の代償
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裟にわめく店主。

「よけいなこと言うからだ」

「てか……ああでもしなきゃ、大変だったんだよ」

「実際、俺たちもやばかったからな」



キリトの撃二刀流とシャオンの連二刀流、神速剣、SEED。
それらが1つでも欠けていたら?

被害はアレだけですまなかった。





そんな時だった。

「キリト君っ!!」


勢いよく開いた店の扉の前に人影があり、そして慌てた声が部屋に響き渡った。
その主は噂の目撃者でもあり、今現在キリトのパートナーでもあるアスナだった。




実は、エギルの店に来た本当の目的は、前日の攻略で手に入れた宝を山分けをしようとしていたのだ。


だが、時間を過ぎても2人は、さっぱり現れない。
此処にはシャオン、キリトと言う順番だったが、後2人は来なかった。
アスナがギルド本部へ休暇届けを出しに行ってると言う事は、キリトから聞いていた為、長引いているのだろうと判断した2人は一応先に到着したと言うフレンドメッセージを送った。

フローラはきっと寝坊だろう…………


だから、この場所にもう来ている事は知っているのだ。



キリトはアスナが来た事に内心喜んでいた。

アスナの後ろにいたフローラも部屋へと入ってきた。

「よっ、アスナ」

「フローラ、今日も寝坊したな」

「言わないでよ…………」

フローラを含めた3人はそれぞれ思った一言を言う。


だが、アスナの表情を見て色々と何か話そうとした言葉を飲み込んだ。

不安そうに眼を見開いており、両手を胸の前で固く握って二度三度唇を噛み締めた後

「ど、どうしよう……キリト君…………大変な事になっちゃった…………」

と、アスナは、泣き出しそうな声でそう言っていた。

「何かあったのか?」

キリトはゆっくりと立ち上がってそう聞いた。

「昨日、あれから、グランザムのギルド本部に言って、合った事を全部団長に報告したの。
それでギルドの活動をお休みしたい、って言って。その日は何も無くて戻ったの。…………でも」

アスナは息を呑んだ。

「団長が一時退団を認めるのには条件があるって……キリト君と立ち会いたいって…………」

「なっ…………」

キリトは、アスナの言葉に一瞬何を言っているのか理解できなかった。

「意味無いって一生懸命説得しようとしたけれど、どうしても聞いてくれなくて」

アスナは本当に落ち込んだ様子でそう言っていた。

「でも、珍しいな。あの男がそんな条件を出してくるなんて」

「同感だ」

脳裏に彼の姿を思い浮かべながら2人は呟いた。

「そうなのよ。団長は普段ギルド活動所か、フロア攻略の作戦とかも
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