暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン 蒼藍の剣閃 The Original Stories
SAO編 Start my engine and step on blue light in Aincrad
Chapter-8 74層攻略
Story8-5 探索
[2/3]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
はその証である。


頭には2本の大きな角が生えいて、体は深青の毛に覆われている。すごい筋肉質の体つきで手には大きな斬馬刀がある。

すると、突然青い悪魔が長く伸びた鼻面を振り上げて、轟くような雄叫びを上げた。

両側にある炎の列が激しく揺らぎ、ビリビリと床を振動させる。
奴は口と鼻から青白く燃える呼気を吹き出しながら、右手に持つ巨大な剣をかざして、地響きを立てながらこちらに向かって物凄いスピードで走り寄ってきた。

「「わああああああ!」」

「「きゃあああああ!」」

俺たち4人は悲鳴をあげて走りだした。

俺はフローラにがっちりと掴まれており、そのまま敏捷力にものを言わせて全速力で走り出した。

みんな『ボスは部屋から出られないから、大丈夫』ということをその時すっかりと忘れていた。















◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆















俺たちは迷宮区の中をひたすら走っていた。

迷宮区の中ほどにある安全エリアまでノンストップで。


安全エリアの広い部屋に飛び込み、4人並んで壁際にずるずると座り込むと、俺たち4人は大きく一息ついて、お互いを見た。すると、

「「「「……ぷっ」」」」

どちらからともなく笑いがこみ上げてきたようで、4人で仲良く吹き出してしまった。

マップを確認すれば、追ってきてないのは判った筈なんだけどなんで逃げたんだろう、と思いながら、4人を見る。

「あはは、やー、逃げた逃げた!」

アスナは床にぺたりと座り込み、愉快そうに笑う。

「こんなに一生懸命走ったのすごく久しぶりだなぁ」

フローラも笑いながら言う。

「まぁ、わたしよりもシャオン君の方が凄かったけどね!」

「…………」

否定できてない俺にアスナやフローラはまたクスクスと笑い出した。

俺が見る限り、みんな同じぐらいだったけどなぁ。

いや、俺一人敏捷力的にめっちゃ速かったかも…………



アスナが漸く笑いを収めると、表情を引き締める。

「あれは苦労しそうだね」

「そうだね〜。ぱっと見だけど、武器は大型剣ひとつだけだし。
ただ、特殊攻撃はアリだと思うよ?」

「うん。前衛に堅い人を集めてどんどんスイッチして行くしかないね」

「盾装備の奴が10人は欲しいよな。
ま、当面は少しずつちょっかい出して傾向と対策ってヤツを練るしかないよなー」


おい! キリト! 盾って言葉言うなよっ!

と内心で思った矢先に……

「盾装備、ねぇ」

アスナがキリトを意味ありげに見ている。

「な、なんだよ」

「どうかした?」

「君たち、
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ