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ソードアート・オンライン 蒼藍の剣閃 The Original Stories
SAO編 Start my engine and step on blue light in Aincrad
Chapter-8 74層攻略
Story8-4 デュエル決着
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ト達を見据えた。
予備の武器を装備しなおし犯罪防止コードに阻まれるのを承知の上で切りかかる事を考えているに違いない。
だが、クラディールは辛うじて自制すると、マントの内側から転移結晶を?み出した。
それを握力で砕かんばかりに握り締めたそれを掲げ、「転移、グランザム」と呟き、その場から姿を消した。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
カームデットに到着したフローラの眼前で最初に映ったのは、何人かの人だかりだった。ただし、もう祭り事は終わったかのように人々は散っていき、人の小さな集まりはすぐさま霧散していった。
「フローラ、遅かったな」
転移した彼女に気付いたキリトが声を掛ける。少し離れてシャオンとアスナもいるのだが、どこか様子がおかしくみえた。
「みんなが早いんだよ〜。待ち合わせの時間までまだ余裕なのに」
「そういう意味じゃなくて、もうちょい早ければ面白いものが観れたのに、って意味だよ」
「面白いもの?」
「シャオンがアスナの護衛とデュエルしてたんだ」
護衛とはつまり、両手剣使いのクラディールだ。
ギルドの中ではまだ新しいメンバーに分類されるが、最強ギルドに所属できるぐらいなので、レベルも実力も申し分ない。
「なんでシャオン君とその人が?」
「そいつが『アスナの護衛』っていう名目で朝から家の前にいたんだ。シャオンがそれに怒って、たった今シャオンがデュエルに勝って追っ払ったんだ」
「い、家まで? 朝から?
うわ…………」
フローラは思わず身震いし、鳥肌が立った。
護衛といっても、家まで押し掛けるのは任務の範囲に含まれていない。血盟騎士団の護衛任務に変質者的側面は一切なく、それはあくまでクラディール個人が行った行為だ。
「それはちょっと……」
「俺やシャオンもビックリした」
「ア、アスナは大丈夫?」
フローラはアスナに呼び掛ける。
「うん。大丈夫」
「一応ヒースクリフに報告した方がいいんじゃない?」
「えぇ。それとデュエルの件も含めて報告するつもり。ごめんね、余計な心配かけて」
「ううん、気にしなくていいよ」
少し疲れた様子のアスナだったが、いつもの調子に戻ったようだ。同じギルドの団員を前にしていたというのもあり、気を張っていたのかもしれない。
「さて! それじゃあシャオン君、今日は息抜きさせてもらうわね。フォワードよろしく!」
「は!?」
ギョッとするシャオンをよそに、アスナは彼の肩を軽く叩いた。
「それじゃあ、今日は男の子二人に頑張ってもらおう〜!」
「フローラまで?
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