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ソードアート・オンライン 蒼藍の剣閃 The Original Stories
SAO編 Start my engine and step on blue light in Aincrad
Chapter-8 74層攻略
Story8-4 デュエル決着
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武器と武器の衝突がもたらすもう1つの現象。
それが武器破壊である。
キリトがその高等技術を最も早い時期に会得している。
シャオンも、その技術をキリトから受け取っていた。
アスナは息を呑む。
それと同時に、すれ違い様になっていたクラディールとシャオン。
その表情は先ほどより一変していた。
シャオンは何も変わっていない。だが、クラディールは違った。わなわなと震えている。
その手に持つ剣は根元からポキリと折れており、そのまま硝子片となって砕け散っていたのだ。
「ば……ばかな」
そう一言だけ呟いて。
「武器破壊っ!」
「狙っていたのかよ……」
歓声もそれと殆ど同時に沸き起こった。
この武器破壊と言う現象は少なからず知っていたがその確率は異様に低く、実際に狙ってできる様なモノではない。
それが、一定のアルゴリズムで動くモンスターなら兎も角、様々な思考を持つプレイヤーとなれば尚更のこと。
アスナはこの光景には驚きを隠せない。
――あいつ、当てた後で狙いを変えた……あんなの、シャオンにしか出来ないな……
シャオンのスピードがあってこそできる武器破壊からの一撃。
改めて、シャオンのスピードを知った時だった。
シャオンは軽く剣を振ると、
「クリティカルヒットにはならなかったか…………
あんたが武器を変えて仕切りなおすのなら、付き合うけど…………そんなんじゃ何回やっても俺には勝てないよ」
ひざまづく様に伏しているクラディールにそう言うが、まるで聞く耳を持たなかったようですぐさまウインドウで新たな武器を持ち直す。
「うおおおおお!!!」
そのままの勢いで、シャオンに切りかかろうとしたが、
ガキィィィン
割って入ったアスナがその剣を弾き飛ばした。
それを呆然と見ていたクラディールは、
「あ、アスナ様、ち、違うんです! これは、ヤツが何か汚い手を! 武器破壊も何か仕掛けがあったに決まってるんです! でもなければ私が薄汚いビーターなんかに」
「クラディール」
アスナが低くはっきりとした口調で話す。
「血盟騎士団副団長としてより命じます。これより、護衛の任を解任。別命があるまで本部にて待機。
以上」
はっきりと伝えるその姿に先ほどまでの姿はもう無い。
有無を言わさぬ迫力もあった。
「な、なんだ……と…………」
クラディールはわなわなと身体を震わせる。
はっきりと突き放す言葉を言われ、もう何も言えなくなってしまったのだ。
ただ、口元だけは僅かに動いている。
恐らくは百通りの呪詛であろう言葉を口の中でブツブツと呟きながら、キリ
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