暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン 蒼藍の剣閃 The Original Stories
SAO編 Start my engine and step on blue light in Aincrad
Chapter-8 74層攻略
Story8-4 デュエル決着
[1/5]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話
第3者side


彼氏とは対称的に、セットしておいたアラームがけたたましく鳴り響き、音で頭を揺さぶられた彼女は目を覚ました。

自室の寝室でボーッと仰向けのまま天井を仰いでいると、上に持ち上げられた瞼が重みを増し、再び光を遮断しようとする。

「ん〜〜〜〜」



いっそのこと二度寝でもしようかと考えたが、今日は朝から迷宮区の探索が予定に入っているのだ。

寝過ごして他の三人(特に彼氏)に迷惑かけたくない。



「よいしょっ!」

少しだけ反動をつけてうずめていた顔を枕から離し、寝具から勢いよく起き上がる。身体にかかっていた布団が肩から落ちると、そこにはパジャマ姿のフローラがいた。








起き上がって最初にしたのは着替えることだった。

一瞬だけ下着姿を露わにするが、ここは彼女の自宅であり、この場にいるのは彼女だけ。なんの気兼ねもなく、いつもの服に身を包んだ。

「お腹空いたなぁ……」

リビングのテーブルに、パン・サラダ・ミルクを用意し、席に着くと手を合わせて食事を取り始める。

「いただきまーす」

パンを口に運ぶ。サラダを食べる。





「ご馳走様でしたっ」

皿が空くと手を合わせ、誰にでもなく食事の終了を告げ、もう一杯分だけミルクを注いで一息ついた。

ふと、タンスの上にあるペンダントへ目を移す。オレンジのペンダントは、16歳の誕生日に彼氏からプレゼントしてもらって以来、ほぼ毎日装備するようにしていた。


壁にかけた水色の片手細剣、ドリームスピナー。
タンスの上においた、彼氏からのプレゼントのリボン、アイテム名ブロッサムベール。

これらはすべて、彼氏との思い出を持つ大切な品。
それを想うだけで、思わず頬が緩む。








時刻を確認すると、単独で集合場所へ向かうには少し早いが、みんなの状況をフレンドリストで確認した。

――キリト君とシャオン君は分かるけど……アスナ早いなぁ〜

アスナの現在地は74層の街カームデットを示していた。どうやら早々に家を出ていたらしい。


キリトに早く会いたい、などという都合のいい解釈をして自己解決するが、そんなアスナの気苦労をフローラが知るのは、カームデットに降り立ってからである。

フローラは装備品にブロッサムベールを加えていつもの髪型にすると49層リフレインのホームを出た。
















◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆













場所は変わって74層カームデット。



緊迫した空気の中。

街中でデュエルと言う事もあり、あっという
[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ