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ソードアート・オンライン 蒼藍の剣閃 The Original Stories
SAO編 Start my engine and step on blue light in Aincrad
Chapter-8 74層攻略
Story8-1 久々の集合
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先ほどの俺同様、目を細めて睨んでいた。
嬉しさのあまり、衝動で抱きついたフローラも我に返った。
俺と同じように頬を朱色に染め、慌てて離れることで距離をとる。人前でくっついたりするのは恥ずかしいようだ。
「ア、アスナ。交渉成立したよ!」
「やったね!」
振り返ったフローラはアスナの元へ駆け寄り、二人は両手でハイタッチを交わす。交わした掌をそのまま合わせ、二人とも笑顔を浮かべながら小さく跳びはねた。
ひとしきり喜んだ後、アスナは一つの提案を出す。
「よかったら私の家に行きましょう。一通りの調理器具は揃っているから、不自由はない筈よ」
「お待ち下さい、アスナ様」
入口付近で沈黙して立っていた男が待ったをかける。
長い髪を後ろで束ねた長身で痩せ型のプレイヤーは、俺やキリトにとって初見のプレイヤーだった。アスナ同様、騎士団の制服を着用しているため、彼も血盟騎士団の一員なのだろう。
てか……様って崇拝にも程あるぞコイツ…………
「このような連中をご自宅に招き入れるのは、賛同しかねます。今一度お考え直して下さい」
「あら、私の家に誰を招待するかは私の勝手よ?」
「ですが、このような素性のわからない者達は……」
「彼らは私たちの友人で、よく知った仲です。
あなたは知らないだろうけど、二人は素性も実力も確かよ? クラディール」
アスナは少々ウンザリした様子で、護衛の男・クラディールの意見を切り伏せる。
クラディールはフロアボス戦の経験があまりないようだ。なら、必然的に俺らと顔を合わせる機会も少ない。
彼にしてみれば、確かに素性がわからない怪しい二人組に映るだろう。
「この話はもうおわり。今日の護衛任務はもう結構です。お疲れ様でした。
行こっ、みんな」
アスナが強引に話を終わらせると、そそくさとクラディールの横を通って外に出る。
俺たちは彼女の後ろを追いかけ、エギル雑貨店を立ち去って行った。
Story8-1 END
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