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ソードアート・オンライン 蒼藍の剣閃 The Original Stories
SAO編 Start my engine and step on blue light in Aincrad
Chapter-8 74層攻略
Story8-1 久々の集合
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岩の間を抜け、安全エリアに辿り着くと、その先には大きな扉。
「多分……だろうな」
「うん、間違いない。
Boss部屋だ」
「さて、帰るか?」
「まずはエギルの店に行こうぜ」
「歩いて帰るか」
「異議なーし」
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
シャオンside
森の中を歩いていた。
突然、キリトの表情が変わる。
キリトは俺の方に顔を向けニヤリと笑う。
キリトの見る方向には一匹のモンスターがいた。
名前はラグーラビット。
S級食材と言われる超レアなアイテムで売っぱらって金に変えるもよし、食べても味はS級というSAOプレイヤーなら一度は憧れるものだ。
「あれ、倒していい?」
すると親友は苦笑気味にこう返す。
「……任せた」
キリトは金にするか迷ってる風に顔を変えていた。
俺はこっそりSEEDを発動。
神速剣スキル広範囲技〔フェザースコール〕
八方向に剣撃波を飛ばす技。
逃げられる前に一発をお見舞いする。
ウサギのHPはなくなった。
そして、お目当てのものをゲットした俺たちはキリトの提案で顔馴染みに会いに行くことにした。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
迷宮区の探索から帰還した俺たちが向かった先は、50層主街区アルゲードの一画。
雑多な道を迷うことなく突き進んだ先には、通い慣れたエギル雑貨店がある。
俺らは店の店主・エギルとカウンター越しに対面し、獲得したアイテムを売り払っていた。
「毎度。また頼むぜ」
エギルと値段交渉は双方合意の上で成立し、アイテムストレージが少しだけ軽くなった。
けど……
「エギル、まさか他の奴に対してもこんな感じなのか?」
「『安く仕入れて安く提供する』が、うちのモットーだからな」
「前者は度が過ぎる、後者は嘘200%だ。
そのモットーは別のに書き換えとけよ」
「お得意様なんだから、たまには優遇してくれよ」
「常連はなにもお前達だけじゃないからな。二人だけ特別扱いしたら、他の常連客に示しがつかねえだろ?」
半ば強引に押し切られたとはいえ、俺達は合意したのだから、交渉はエギルの中で既に終了しているらしい。
「そうか……じゃあしょうがない。キリト、例の物を」
「了解」
呼ばれたキリトがストレージに格納されて
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