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ソードアート・オンライン 蒼藍の剣閃 The Original Stories
SAO編 Start my engine and step on blue light in Aincrad
Chapter-7 二人の優しさ
Story7-8 思いと想い
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顔を上げたフローラが見たのは、シャオンの優しい顔だった。

「俺……2回も心配かけて……お前をひどく傷つけて……ごめん…………」

「気にしてないよ。君はいつだって帰ってくる……どんなところからでも。


私の好きな人は、私を置いて死なないんでしょ?」

「ああ、絶対に死なない。

約束する」

その時、フローラの唇がシャオンの頬に触れた。

「私の痛み、これで吐き出すけど……いいよね?」

「大胆すぎるって。ドキッとしたよ」

「私の心の傷はこんなもんじゃないからねっ」

「以後気をつけるよ」

「あ、それと……」

「え?何かあるの?」

「これ、プレゼント」

「え?俺の誕生日は…………」

「12/25でしょ?

これはそのプレゼントじゃないの。

私からの……頑張ってる君への日頃のご褒美だよっ?」

「お前はお母さんかよ…………でも……すごく嬉しいよ」

「うん。

だから、これ、受け取ってほしいの」

「何……これ?」

「この前見つけたの。

君のイメージカラー、青のブローチ。

形に残るものがいいなって思って。

そのブローチ、一応装備品なんだ。攻略につけていくのはちょっと無理だけどね」

「ありがとう。じゃあ、俺からもお詫びを兼ねてお返しのプレゼント。




俺からはピンクのリボンとペンダント。髪をおろしてるのも可愛いけど、いつもの方が俺はいいかな。
ペンダントは、迷惑かけた分の贈り物。


それと、もう一個あるんだ。フローラ、目を閉じて」

フローラは言われるままに目を閉じた。


――何されるのかな……やばい……ドキドキする…………

「えっと……シャオンく」


言葉が止まった理由。



フローラの唇にシャオンがキスをしたからだ。

「…………」

フローラはわけが分からずに目を開けて唇を左手でおさえていた。その頬は真っ赤に染まっていたが。

「3つ目のプレゼントはこれ」

「…………」

そのまま固まるフローラ。

「じゃあ、帰ろう。フローラ」

「ドキドキしすぎて腰抜けちゃった」

「あ、ごめん……手、貸すから」

「手、貸すだけじゃ、嫌よ。

私と付き合ってくれないとね♪」

「……嫌だ。お前のことは好き。でも、俺、好きなやついるし」




その言葉に驚くフローラ。

調子に乗っちゃった、という後悔の念と驚きの感情が入り交じったまま、意を決して聞く。



「その、好きな人って……誰?

アスナ?」

「それはキリトだろ」

「シリカちゃん?」

「あいにく、年下は好みじゃないよ」

「リ
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