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ソードアート・オンライン 蒼藍の剣閃 The Original Stories
SAO編 Start my engine and step on blue light in Aincrad
Chapter-7 二人の優しさ
Story7-6 痛みと不安
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「でっかー……」
とりあえず、入る。
ギー バタン
「!
マジかよ……」
ここでメニューを開いたときに、異変に気づく。
「フレンドが表示されない……」
これ、大丈夫かなぁ……
「考えんのは……やめよ」
このダンジョン『異変の連撃たち』の攻略に思考をめぐらせた。
フローラ、前みたいにならないといいけど……
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
その異変に気づくまで、そんなにはかからなかった。
このダンジョン、ペインアブソーバがLv10ではない。
いくつかの攻撃が頬を掠めるのだが、64層Bossの攻撃の時と同じ不快感を感じた。
「これはやっかいだな……」
痛みを感じる。
この不快感はバットステータス『スタン』どころではないレベルの、見えないバットステータスを課す。
痛みが強いほど、人はうずくまる可能性が高い。
痛みに耐えるためだ。
ただ、それはこのデスゲームの中では致命的な行動だ。
焦る気持ちを抑えつつ、攻略を開始した。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
攻略会議を9日後に控えた中で、俺は最下層までに3日かかってしまった。
強いモンスターがいた訳ではない。
トラップに引っ掛かって1フロアをひたすら逃げ回ったり、リフトアップのトラップで2つ上の階層に戻されたりした。
おまけにSEEDの連発で疲れすぎて安全地帯で半日爆睡×2とまできたもんだから、かなり時間がかかった。
でも、俺が心配したのは、攻略会議のことではない。
フローラのことだった。
以前、48層の超高難易度のダンジョンに行ったとき、1日近く家を空けたことがある。
その時、フローラは一人で俺の行方を探すほどさみしがったことがある。
その時よりも長いので、度を越えたようなことになりかねない気がした。
最下層には転移用の光があり、ここを解放するのに雑魚と戦った。
SEED Mode-Accelerationのおかげでそこまで時間がかからなかった。
が、フローラのことが心配だった。
しかし、他の懸念がある。
フェイトストライクの強化なしでは64層Bossに攻撃が通らない可能性があった。
もし、フローラが一人でBossのところに行っても助けられるだけの実力が出せないだろう。
また、フローラの今使っているツイストスリットの強化武器、ミールツイスタ
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