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ソードアート・オンライン 蒼藍の剣閃 The Original Stories
SAO編 Start my engine and step on blue light in Aincrad
Chapter-7 二人の優しさ
Story7-5 覚醒した剣
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ぁ……ホントに死にそうになったし、あそこで助けてもらわなかったら……考えたくもないな」
シャオンもそれなりに責任を感じているようだ。
「改めて、パートナーの大切さが分かった気がする。
ありがとな、フローラ」
と、呟いていると
「シャオン君、出来たってさ」
と、フローラが呼びにきた。
「おう、今行く」
扉を開けて目に入ったのは、リズベットの姿と、出来上がったばかりの蒼い剣と翡翠の剣。
「はい、これ」
「名前は?」
「エターナリィアクセル。
果てしない加速
(
Eternally Accel
)
ね」
「果てしない加速……」
「それ、筋力の要求値は低いんだけど、敏捷力の要求値が高いのよ、バカみたいに」
「だから、今は実質シャオン君の専用なわけね」
「うん。レベルが上がればその限りじゃないけどね」
「……………………? リズ、その剣は?」
「? ああ、これ?
シャオンが預けたアイテムを使って作ったら……エターナリィアクセルとこれが出来たの。
ムーブドミューズプレーヤー……意味考えて訳したら『
感動の音を奏でるもの
(
MovedMusePlayer
)
』かな?」
「……ありがとう、リズ。結果的に2本も作ってもらって。
代金、置いとくよ。2本分」
「毎度ありっ!」
「また、なんかあったら頼むよ。
またな」
「じゃあね!」
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
帰り道
「ごめんな、フローラ」
「え、いきなりどうしたの?」
「行くこと、フローラに伝えてなかったから……
迷惑すごくかけた」
「そんなことないってさっきも言ったじゃない」
「でも、気づいたこともある。
俺、一人だと無理するみたいだから……
フローラ、これからもパートナーとして、隣にいてくれる?」
「うん。
私もできるだけ心配したくないから……」
「ありがとう」
「ところで……そのエターナリィアクセルはずっと強化してるよね、確か」
「ああ。1層でもらったアニールブレードを敏捷よりの素材で25回分強化合成したからな」
「その剣は君の魂……だね」
「魂……か
ムーブドミューズプレーヤーも、そうなのかな」
Story7-5 END
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