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ソードアート・オンライン 蒼藍の剣閃 The Original Stories
SAO編 Start my engine and step on blue light in Aincrad
Chapter-7 二人の優しさ
Story7-4 かつてない危機
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え……!?」
リズベットは言葉に詰まった。
フローラが両目から涙を流して聞いてきたのだ。
「落ち着きな「落ち着いてなんかいられないよ!!
シャオン君が1日以上ホームを空けるなんておかしいもん!!」
………………」
「シャオン君に……何かあったら……どうしようって……」
大量の涙がフローラの両目からあふれでる。
すると、フローラの元に一通のメールが。
シャオンからだった。
本文は短く『Help me』とだけ。
「シャオン君……!!」
フローラはシャオンの所在を確認すると、リズベットの店を飛び出して行った。
「ちょっ、フローラ!?どこいくの!?」
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
フローラはシャオンのところまで全力で走っていった。
そして、フローラが見たのは……
ダンジョン入り口で倒れているシャオンだった。
「シャオン君!!」
シャオンが最後の力で可視化したステータスにフローラは驚愕の色を隠せない。
「HP417/26154……状態異常、出血、毒……
私、結晶アイテム持ってない……
あ、そ、それより、早く圏内に!」
フローラは慌てかけた思考を元に戻し、走って10分かかる道を、シャオンを支えながら戻った。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
リズベットは48層リンダースの入り口の光景を見ていた。
フローラが帰ってくるのを待ちながら。
すると入り口から、フローラと支えられたシャオンが帰ってきた。
「フローラ!シャオン!」
フローラはシャオンを見て安堵の息をもらしていた。
「よかった……シャオン君生きてる……」
「シャオンがそんなになるなんて……」
「リズ、シャオン君が起きるまで、店のベッド貸して」
「どうぞ」
Story7-4 END
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