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英雄は誰がために立つ
Life5 吃驚箱
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直撃したら、藤村先輩大怪我じゃすまないよ!?」
 「・・・・・・分かっては・・・いるんだが、つい勝ちたくて押さえが効かなくなるんだ。それに今日なんて、二本指だけで止められたんだ!本気で切ろうと思えば、コンクリートに罅を入れる自信がある一刀を」
 「おいっ!?」

 さらっと爆弾を落とすゼノヴィアに、堪らずツッコみを入れる一誠。

 「それにしても、異常な強さ・・・・・・か・・・・・・って、うん?」
 「――――ふぅ、お待たせ皆!」

 そんな2人の会話をよそに考え込む祐斗だったが、リアスと朱乃が漸く到着したことにより、この話はこれで終いとなった。


 −Interlude−


 リアスと朱乃が到着してから昨夜の一誠の件を話すと、予想通りリアスは激昂し朱乃は堕天使と言う部類に嫌悪感を示しているようで、一見すれば何時も通りではあるが背後に黒いオーラを纏っていた。

 しかしながら、相手は堕天使側のトップ。これについて如何したらいいモノかと困り果てていると、そこに我らが部長の兄君である紅髪の魔王(クリムゾン・サタン)ことサーゼクス・ルシファーが側近であり妻でもあるグレイフィア・ルキフグスを引きつれて。
 ・・・・・・・・・・・・・・・いや、もう一人いた。その人物は赤い上着を着込み、赤いフードで頭から覆い、髑髏の仮面を被った・・・・・・・・・って、幻想殺し!!?」

 あまりに突然すぎるゲストの登場に、オカルト研究部の全員が立ち上がり驚いていた。

 「アザゼル()は昔からああいう男さ、リアス。先日のコカビエルの様な事はしないよ、アザゼルは。今回のように悪戯はするけどね。しかし、総督殿は予定よりも早い来日だな」
 「成程、そうなのですか・・・・・・・・・って、違います!?お兄様の右斜め後ろにいる人物の登場について、私たちは驚いているんですよ!!」

 あまりにマイペースで、態と噛み合わせないようにしているんではないかと疑いたくなる位の何時も通りの我らが魔王様に、すかさずツッコみを入れるリアス。

 「アハハ、分かっているとも。今日はある事情で、共にこうしてお邪魔しに来たわけさ。とは言え、ほぼプライベート同然で来ているから、寛いでくれたまえ」

 サーゼクスの反応に呆気にとられるも、何時もの様に跪こうとした処を制止されるリアス眷族(悪魔に転生して日が浅いゼノヴィアを除く)。

 そして、この場でグレイフィア以外の者は全員気づいていない様だが、サーゼクスの右斜め後ろに居た筈の幻想殺しの姿が消えていた。

 「そ、それで、とある事情とは何でしょう?お兄様」
 「我が可愛い妹よ。そう事を焦ってはいけないよ・・。それにその事情だけで私は来た訳では無いんだよ?リアス。ほぼプライベートだって言っただろう
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