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ソードアート・オンライン 蒼藍の剣閃 The Original Stories
SAO編 Start my engine and step on blue light in Aincrad
Chapter-7 二人の優しさ
Story7-3 イレギュラーな状況
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コツコツ貯めて自分のホームを持っていた。
当然、一人………のはずだが……
「お帰りー」
何故か、フローラがいた。
「いくら合鍵渡したからってお前人の家に無断で入んなよ」
「だって暇なんだもーん。
来てみれば誰もいないからちょっとくつろいでましたー♪」
「何やってんだよ……」
「あ、そういえば、最近変なクエストの噂流れてるの知ってる?」
「何それ?」
「なんでも、条件がすごいらしいよ?」
「どんなの?」
「敏捷が筋力より高いかつ剣系の装備持ち。
そしてソロのみ」
「……確かにきついな」
「シャオン君ならいけるでしょ?」
「ん、まぁな。
受ける前に倒す!出来るだけ受けない!
俺に求められるのはこれだけだな」
「じゃあ、そのクエスト行ったら?」
「うん。行ってみる」
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
次の日、48層。
シャオンはそのクエストを受けようとダンジョンに向かっていた。
「秋のぽかぽか陽気が気持ちいいなー」
完全にピクニック気分だ。
しばらくフィールドを歩き、ダンジョンの入り口にたどり着いた。
そこで能力値の認証を受け、ロック解除、クエスト受諾。
ダンジョン『猛撃の館』に入っていった。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
その内部は防御力の低いシャオンにとっては困難の一言だった。
攻撃力の高いモンスターや素早いモンスター、命中率の高いモンスターばかりで、攻撃を避けようとしても当たりまくっていた。
おまけにやたらといりくんでいたため、1フロア攻略によくて2時間。
8フロア突破し、安全地帯で休んでいた。
「鬼かよ……このダンジョンは……俺、このダンジョンに感覚でもう18時間ぐらいいるぞ……」
休憩の後、ようやく最下層の一つ手前まで来たシャオン。
そこはやたらと広いフロア。
視界の隅に『The flame horse』と出るのもそう遅くはなかった。
「……死亡フラグ立つな、これ」
シャオンはすぐにSEEDを発動。
連二刀流スキル単発技〔シューティングスター〕で距離を一気に詰めると、そのまま連二刀流スキル21連撃技〔フラッシング・ツインブレイド〕を足に当ててこけさせた。
「イグニッションドライブ!」
覚えたてのスキルを発動し、今度は二刀流スキル共通技〔ダブル・サーキュラー
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