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ソードアート・オンライン 蒼藍の剣閃 The Original Stories
SAO編 Start my engine and step on blue light in Aincrad
Chapter-7 二人の優しさ
Story7-2 深まる絆
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て、あとはリーダーさんだけだぜ」
俺はリーダー格のオレンジの方へ視線を向ける。
「殺れるもんならやってみな」
「あんたの人生終わるけど」
「終わるのはお前の人生だ!!」
向かってくるリーダー格のオレンジ。
やめときゃいいのに。
「ほらよ!」
俺は剣と蹴りで強制的にリーダー格のオレンジを回廊に入れた。
場に沈黙が訪れる。
よかった……守れたんだ。
「フローラ、怪我ない? 大丈夫?」
「シャオン君……ごめんね……私のせいで…………」
「気にすんなよ。お前を一人にした俺の責任でもあるんだから」
「シャオン君…………」
「……これ、プレゼント。
きっと…………君に似合うと思う」
俺が渡したのは、知り合いに頼んでつくってもらった服〈ドレディアフラム〉
「わぁ…………可愛い」
「だろ?」
「着ていい?」
「いいよ。俺後ろ向いとくから」
メニューを操作する電子音が聞こえる。フローラの姿が楽しみだ。
「シャオン君、どうかな」
振り向いた俺の目に映ったのは、俺がプレゼントした服に身を包むフローラ。
「うん、似合うよ」
「じゃあ、シャオン君のも取りにいこうよ」
「え、まだ出来てないだろ」
「SAOだから分かんないよ?」
「…………分かった。
転移、ソーレンス!」
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
俺がソーレンスの街に着いたときにはもう日が暮れかけていた。
「さ、行こ行こ」
「お、おう」
知り合いの店に着き、確認してみると……早いもので
服は1時間もあればできるらしい。
受け取ったそれは蒼系統の色でカラーリングされたコート。
名前は〈シンフォニックギアコート〉
「うわぁ……カッコいいね」
「うん。今来てる他のアイテムとも合うからいいな」
「明日からはこれを着て攻略だね」
「ああ。
フローラ、そろそろ帰るか?」
「うん。じゃあね、シャオン君」
「じゃあ、またな」
Story7-2 END
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