第百九十九話
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第百九十九話 リハーサル
華奈子達は路上ライブのことを決定してからそれぞれの楽器の手入れをしてだった。それからさらにであった。
梨花がメンバーにだ、こう言った。
「練習もしましょう」
「ぶっつけ本番じゃなくて」
「うん、練習もね」
それもだというのだ。
「ちゃんとしましょう」
「そこはクラウンよね」
華奈子が笑って梨花に応えた。
「何かをする前は絶対にね」
「そう、楽器の手入れをしてね」
そして、というのだ。
「それから練習もね」
「そうしたこともちゃんとして」
「それからね」
「いざ本番ね」
「そう、そうするから」
だからだというのだ。
「今回もね」
「まず練習をして」
「それからよ」
「練習こそが一番大事ってね」
華奈子は笑ってこうも言った。
「言われるわね」
「そうよ、練習をしたそれだけよくなるから」
楽器の演奏もというのだ。
「スポーツと一緒でね」
「スポーツね。練習をすれば阪神も強くなるしね」
「あのチームはここぞっていう時の勝負運も必要だけれど」
それでもだというのだ。
「まずはよ」
「やっぱり練習ね」
「それに励みましょう」
「そういうことでね」
梨花はこう言ってメンバーと一緒に練習に入った。そしてだった。
その練習の中でだ、華奈子は梨花に笑顔で言った。
「久し振りだけれどね」
「いいっていうのね」
「うん、あたしそもそもね」
第一に、というのだ。
「歌って練習出来るだけでね」
「いいっていうのね」
「楽しいからね」
それで、というのだ。
「だからいいのよ」
「練習自体も楽しめるのね」
「それがいいのよ」
こう言うのだ、そしてだった。
その中でだ、サックスを吹いてからだった。華奈子はこうも言った。
「いや、楽しいわ」
「本当に楽しそうね」
梨花はその華奈子を見てまた笑顔になった、そしてだった。そのうえで自分もドラムを演奏して楽しむのだった。
第百九十九話 完
2015・1・5
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