第六十三話 デート
[2/3]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
はやて、賢がはやての方を向く。
賢「はやて、君は僕が守る。守らせて欲しい」
はやて「………」
互いに赤面しつつ、はやては返事を言う。
はやて「うん…でも、守られてばっかなのは嫌や…私も賢兄を守る」
賢に向けられる負の感情から。
賢「ありがとう…」
二人の間に流れる空気はとても暖かい。
そして二人の会話を途中からだが、聞いていた両親が静かに涙を流していた。
「あなた…はやてちゃん、とてもいい子ね」
「ああ、俺達よりも賢のこと理解してくれている…」
そうして、扉の前から静かに離れる。
そしてデジタルワールドでは大輔とフェイト、チビモンがガーゴモンに乗っていた。
ガーゴモンはエクスブイモンより小柄だが、通常進化より負担が少ないため、ガーゴモンにアーマー進化させたのだ。
チビモンは完全体に進化すれば飛べるが、エネルギー消耗が激しい超進化をこんなことに使うのは馬鹿げていると大輔に言われてガーゴモンに共に乗っている。
チビモン[速いねフェイト!!]
フェイト「うん!!でもエクスブイモンの方がもっと速いらしいよ」
大輔「二人共、落ちるんじゃねえぞ」
フェイト、チビモン「[はーい]」
いつも自分で飛ぶのとは違う、融合進化でパートナーと飛んだ時とも見る世界が違って見える。
湖に着くとガーゴモンは水面すれすれを飛び水を巻き上がらせた。
それが光を受けキラキラと輝きを放つ。
フェイト「大輔、こっちのデジタルワールドは平和だね」
大輔「そりゃ、一度再構成したらしいからな。向こうよりは平和だろうよ。」
フェイト「私達はこの世界と同じようにデジタルワールドをいい方向に導いて平和にしなきゃいけないんだね」
大輔「出来るさ」
フェイト「え?」
大輔「少なくてもデビモンとエテモンやナノモンは助けられている。デビモンはデータがボロボロだったけどな。敵を救えた。これだけでも充分、こっちよりマシな方向に傾いてる。」
実際、太一達は敵を全て倒している。
それを悪いとは言わない。
生き抜くには必要なことだと思うから。
しかし、だからといって、相手が闇だから倒すという考えは認められないが。
そういえば、タケルは闇を嫌悪していた。
多分、自分とタケルは永遠に相容れないだろう。
闇だからという理由だけで、何の罪もないなっちゃんをクラヴィスエンジェモンに殺された。
別に光を嫌悪する訳ではない。
光も闇も世界を構成する力の一つだから。
しかし、もしあいつらが闇という理由だけで差別し、敵と見做すなら…。
大輔「その時はパートナーごとぶっ潰してやる…」
たやすいことだ。
ダスクモンやジョグレス進化を使えば簡単に叩き
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ