第五十六話
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陸遜の言葉に呂蒙は慌てる。
「うぅん、大丈夫よ亞莎ちゃん」
陸遜は呂蒙にそう言った。
「(もしかしたら………冥琳様、雪蓮様を抑えて下さい)」
陸遜は心の中でそう思って、呂蒙と一緒に迎撃の準備を初めた。
「弓隊放てェッ!!」
俺の言葉と共に弓隊が矢を砦に射れ込む。
砦にいる呂蒙、陸遜の部隊も反撃をして矢の雨を降らしてくる。
「盾で防御しろッ!!」
兵士達は、降ってくる矢の雨に鉄盾で防御をする。
「………このままだと膠着状態になりそうだな」
俺は砦を見る………ん?
「投石をしてくるぞッ!! 弓隊は標的を投石する兵士に代えろッ!!」
ガァンッ!!
「グワアァァッ!!」
投石で兵士がやられた。
「負傷した兵は後方へ下がれッ!! 鉄盾で投石を防げッ!!」
孫策軍の主力部隊は来ないのか?
一方、孫策軍は砦からの伝令に砦の部隊を助けるか迷っていた。
「奴等の狙いは我々主力部隊だろう。危機に陥った砦で陽動をして我々を待ち構えている寸法だろう」
周瑜が孫策に言う。
「………そんな寸法かしら?」
「………何か感じるのか雪蓮?」
孫策の言葉に周瑜は何かを感じる。
「だって相手には王双がいるのよ? 何かあると思うわ」
孫策は周瑜にそう言った。
「………確かにそうだな。なら軍を半分に分けるか? 一方は袁術軍を攻撃して、もう一方はその間に砦へ入城する。そして袁術軍を攻撃していた一方も砦からの援護の元、入城する」
「うぅ〜ん………それにしようか。砦へ先に入城する部隊の指揮官は蓮華にやらせるわ。そっちに冥琳も行ってちょうだい」
「………分かった」
周瑜は孫策の言葉に何かを理解したのか、少し間を置いてから頷いた。
「ありがとう冥琳。だから好きなのよ〜」
「こら抱きつくな雪蓮」
孫策が周瑜に甘える。
「それじゃあ頼んだわよ」
「あぁ任せろ」
孫策軍は軍を二個に分けた。
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