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ザンネン6……何か悪いの?
一話
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・・何描いてるのイズル?」

いつの間にかイズルが、隣の席で漫画を描いていた。

「テーマは『愛と正義』で。」

「いや、テーマじゃなくて・・・。」

イズルに漫画を見せられ、私とアサギはため息を吐く。
イズルは集中力に長けているのだが、ヒーローに憧れており、
いつも下手な漫画を描いている残念ヒーローマニアである。

「にしてもさ、ウンディーナが落ちたらどうなるんだろうな?」

と、席に座ったスルガが言い出す。

「相当やばいんじゃないの?」

「ウルガル・・・異星人なのかねえ・・・。」

「でも私たちが駆り出されるのはまだ先でしょ?」

「私の恋が実るのとどっちが先かなあ?」

「実ってるのは胸だけでしょ?」

ケイに毒舌を吐かれ、タマキはしょげる

『チームラビッツ。至急ゲート0131に集合。』

と、スピーカーから知らされる。

「ゲート0131って、外宇宙用のゲートじゃ・・・。」

「俺等どっかに島流し!?」

「まさか・・・!」

「せっかくペンが走ってたのに・・・。」

「おい、イズル・・・。」

一人だけ場違いな発言をしたイズルを、アサギはツッコむ。




0131と赤い文字で書かれた鋼のゲートの前に呼び出された六人が集合すると、まるで計ったようなタイミングでゲートが開いた。

 私達を迎えたのは、片目を髪で隠した金髪の女性教官と、鋼のバイザーで目を隠した、壮年の男性。そして、ゲート内を走るモノレールだった。

(スズカゼ教官に……シモン総司令?)

私は、目の前にいる人物に内心驚いていた。
片目を隠した金髪の女性――スズカゼが呼び出すならともかく、もう一人の壮年の男性――シモンに呼ばれたということ、それどころか実際に会うこと自体初めてなのだ。驚くのは当然だろう。

「早く乗りなさい」

その先に、巨大な戦艦が見え、
全員が呆気にとられる。それから八人は、ある場所に移動する。

「「「「「・・・・!」」」」」

「すごい・・・!」

その場所に入り、イズルたちはさらに驚く。そこには六機のロボットが
整備されていたからだ。赤、青、黄色、薄紫、薔薇色、黒、それぞれ
形状の異なった、個性的な外見を模していた。

「・・・六機あるんだけど・・・。」

「分かってるわよ。」

「チームラビッツ、君達はこれから、ウンディーナ方面
 に出撃する。」

と、シモン司令の口から告げられる。

「作戦はゴディニオンに搭乗してから説明する。」

「あの、僕達この機体に乗るの初めてなんですけど・・・。」

「基本操作は訓練機と変わりない。むしろ操作しやすいはずだ。
 操作精度を上げるジュリアシステムが
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