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鈴仙の生活日記
鈴仙の生活日記 6ページ目
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「魔理沙さん…落ち着いて…」

「落ち着いていられるか!文が……」

魔理沙さんの怒りゲージは限界を突破していた。
しかし、こうしていても何も始まらない…そのうち夜弥さんは行動を起こすだろう。
そもそも、夜弥さんの目的はなんなのだろう。
文と椛を誘拐して…何がしたいのか。
情報収集している文については、言い方がひどいかも知れないが、始末すれば済んだ話。私にそうしようとしたように…
わざわざ捕えてまでやることがあるのだろうか。

「とにかく、今はもう少し情報を集めないと…」

「って、言ったって…どこ行くんだよ…」

魔理沙さんの言うことは正しかった。
探すために…やろうとしていることは全て終わっている。
何を…すれば……
私の体の中に悔しさがこみ上げてきた。


                 〜その頃 文と椛は〜
「うぅ……」

椛は何らかの機械に座らされていた。
気を失っていたのか…
意識が戻ってきたところで辺りを見回す。
そこにいたのは妖夢さん…じゃなくて夜弥さんと写真のように椅子に拘束されている文さんだった。

「あ……文さん……!」

「椛…椛ですか!?」

文さんは私の方を向き叫んだ。

「意識が戻ったようね…さ、文。見てなさい。」

「本当にやるんですか…やめて…やめて下さい…椛だけは…!」

夜弥はそんなこと聞いていなかった。
夜弥が何らかのスイッチを入れると…

「ぁ……ぐぁ……」

…椛が急に苦しみだした。
この機械は…

「この機械によって椛の神経に直接痛みを及ぼしているわ。さて…この子が壊れるのが先か…貴女が決断するのが先か…」

「椛が…やめてください…お願いですから…」

「じゃあ、実行する?」

「それは……」

文はつい黙ってしまう。
でも…このままだと椛が…
文は自分の無力さを実感した。
こいつの……夜弥の言うことを聞くなんて…
文は椛を見る。

「がっ……うぅ……」

「椛……!」

文の目からは涙が零れていた。

「やめて下さい……!やります……から…」

「…初めからそういえば良かったのよ…」

夜弥はスイッチを切った。
その瞬間椛がなにかから解放されたようにうなだれた。

「さ…これを飲んで…?」

「はい…椛…魔理沙さん…鈴仙さん…皆さんすみません…」

文はそう言うと一気に渡された『薬』を飲んだ。
薬を飲むと文の目の色は真紅に変わった。
夜弥は紐をほどき文にこう問いた。

「あなたのやるべきことは?」

すると文は静かに呟いた。

「魔理沙と鈴仙…それと人里の破壊…」

夜弥は微笑んだ。
文は静かに部屋から出た

「文………さん……
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