猫と不死鳥
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あってくれと俺は頼まれた。願われた。望まれた。
だから、俺は最強になってやるってな」
俺は愛を感じとれる。
どうやら、俺を産んでくれた母さんの実家の血がそうゆー家系らしい。
だから、転生者である俺は産んでくれた母さんからの無上の愛を感じれた。
心地よかった。暖かかった。
だから、そんな愛をくれた母さんの唯一の遺言を俺は叶える。
これは一種の罪滅ぼしだ。
親孝行をしてやれなかった前世の両親への、"俺が殺した"母さんへの贖罪なんだ。
「それが俺の夢さ。
ま、てめぇを眷属にしようとする訳じゃねぇがな」
「……泣いてるの?」
「はぁ?泣いてる?俺が?」
白音に言われて目元を拭ってみる。
確かに濡れていた。
泣くつもりなんか無かったんだがな……
「っっっっ〜〜〜」
何故か、黒歌が唸っていた。
舌でも噛んだのか?
「何この子!?凄く心が擽られるにゃん。
にゃ!これが母性!?
何か物凄く可愛らしいにゃああ!!」
何故か黒歌が母性に目覚めた+キャラ崩壊のお知らせ。
なんか警戒とか完全に忘れてるよな。
まぁ、恋、撫でてくれてありがとう。
白音、何でそんなキラキラと尊敬する眼差しで俺を見てんだ?
いや、もう、なんか、いいや。
こうして俺らは打ち解けられたみたいだ。
あぁ、そういやぁ、理子に土産頼まれてたな。
適当なところで買ってこよう。
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