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クロスアンジュ天使と竜の輪舞 ジャスト・ワンマンズ・ノーマ
第1話 あり得ないイレギュラー
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らあの傷姫様も安心だね。それじゃあ先輩として忠告だ、ここはあんたらが居た世界とは違う早くそれにきずかないと
死ぬ
(
・・
)
よ。そう、あの傷姫様にも伝えときな」
「ご忠告痛み入りますヒルダ様、では失礼します」
私はそう言ってその場を離れました。ですが、あのヒルダ様の言葉「死ぬ」それにはただの脅しでもない、重みを感じました。私は私の使命のためアンジュリーゼ様をお守りしなければ…
私が思いを改めていると、アンジュリーゼ様がお二人の女性とお話ししておりました。
「ココ様、ミランダ様どうも、アンジュリーゼ様に何か御用でも?」
「様付なんてしなくていいよ。まあ用ってほどでもないんだけどさ、ココの奴アンジュに惚れちゃってさ〜」
やはり、女性だけの機関だとこのようなことがあるんですね〜…ナルホドナ〜
「だって、アンジュ様綺麗だし、カッコいいし、強いし、私の憧れなんだもん」
「まあ、同じ新人通し仲良くしようねアンジュ、ザスティン。何か困ったことがあったら何でも聞いてよね」
「それなら……」
アンジュリーゼ様は、手紙を書くための便箋セットと書くものを得たいと仰られ、ココ様、ミランダ様に連れられジャスミン様が経営している市場「ジャスミン・モール」に案内してもらいました。
ですが、私はもちろんアンジュリーゼ様も紙幣での買い物は慣れておらず、ココ様が買ってきてくれました。
「ここで、このお金を使ってお買いものするんです。はい、これお釣りです」
「お金は実戦に出ればもらえるから、ここの基本的ルールの一つでお金を払えば何でも買える。っていうのがあるんだ」
私はその話に感心しながら話を聞いていました。
「それでは失礼します。二人とも」
「はい、アンジュ様!」
「アンジュリーゼです」
「はい、アンジュリーゼ様!」
アンジュリーゼ様が歩き出した後、私は御二人に一礼した後アンジュリーゼ様の後ろを歩いて行った。
◇―――――――――◇
部屋の前まで来ると、アンジュリーゼ様が扉の前で立ち止まりました。
「私は少々書き物をします。ザスティン貴方は部屋に入らずそこら辺りを出歩いて待っていなさい」
「分かりました。アンジュリーゼ様」
アンジュリーゼ様はそう言うとお部屋の中に入り、私は行く当てもなく歩いているとエルシャ様に出会いました。
「あら、ザスティンさん。どうかしたのこんなところで、アンジュちゃんは?」
「こんばんはエルシャ様。アンジュリーゼ様はお部屋で手紙を書いておられます」
「手紙?」
「はい、たぶん各国に亡命やミスルギ皇国にご帰還するための物かと」
そう言うとエルシャ様は少し険しそうなお顔をなされた。
「今日の…」
「?」
「今日の、パラメイルシュミレーション訓
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