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クロスアンジュ天使と竜の輪舞 ジャスト・ワンマンズ・ノーマ
第1話 あり得ないイレギュラー
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のベットに腰かけました。
「先ほどはごめんなさい、ザスティン」
「訓練前でのことですよね?私は全然気にしていないので謝らないで下さいアンジュリーゼ様。それに、あれはそうなると分かってて…その後に様々なことを言われるのを承知の上で申したのです。アンジュリーゼ様が気に病むことはみじんもありません、なので謝らないで下さい」
そう言ってもアンジュリーゼ様は気まずそうにお顔を下に背けられ、部屋には気まずい空気が流れたままでした。
「それで、その…先ほどの話はすべて事実なのですか…?」
「はい、事実です。皇帝陛下の処刑も時間の問題でしょう…モモカ様は私が知る限りどこに居るかは、今何をしているか分かりません。ですが私は…」
グゥゥゥ〜〜
私たち二人からお腹が鳴りました。考えてみれば私は朝から何も食べていませんでした。アンジュリーゼ様は自分のお腹を恥ずかしそうに押さえていました。
「クス、お腹も空きましたし食堂に行きましょうか?」
「そ、そうですね。行きましょうか」
「はい、ご一緒させていただきます」
初の食堂に着き食事を貰っておきながら言うのもなんですが、見た目最悪食べてみると味も最悪。私よりも一日早くこちらに来ていたアンジュリーゼ様も顔をしかめられる始末。すると、
「あら、これはこれは傷姫様とそのお付の方。あんなに何でも出来る人達が好き嫌い?」
「いけないねぇ〜そんなんじゃあいざって時に戦えないよ〜」
そう言うとロザリー様が私とアンジュリーゼ様の食事を、御自分の器に移すのでした。流石に食べすぎでは…そして移し終えると私たちに放るかのように返されました。
「良く食べられますねそんな物」
「それに少々食べ過ぎかと」
「あらあら、傷姫様たちには口に合いませんか」
私たちがそう言うとロザリー様は頬を染めヒルダ様が続けると、
「お高く留まってんじゃねえよ?」
そう言って激怒なされ、コップに入っていた水を私たちの方にぶちまけようとましたが、私は自らのコップに入っていた水を瞬時に飲みほし、ロザリー様がぶちまけ様として空中で飛来している水を私のコップで全て受け止めました。
「な?!」
「確かに、ここの食事は美味しいとは言えませんが水はけっこういけますよアンジュリーゼ様」
「そう」
そう言ってアンジュリーゼ様はどこかへと行ってしまいました。ロザリー様は「おい!」とか言ってアンジュリーゼ様を追うようでしたが、もちろん私はそんなことを許すわけがありませんよ。
「ロザリー様、アンジュリーゼ様がここに来た時に貴女方に何を言ったかはご想像できますが、ですがそれはそれ私の目の黒いうちはアンジュリーゼ様自身に何かできるとは思わないことですね。それでは失礼します御三方」
「そうかい、それな
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