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クロスアンジュ天使と竜の輪舞 ジャスト・ワンマンズ・ノーマ
第1話 あり得ないイレギュラー
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をノーマだと言われ、納得できるはずがないのです。これはきっとアンジュリーゼ様を騙し続け、世界を騙し続けていた私達への罰が私に降りかかってきたのですね…それならわたくしは甘んじてその罰を受けましょう、それがアンジュリーゼ様のためだと信じて。
「アンジュリーゼ様、申し訳ありませんが私はミスルギ皇国の使いではなく一人のノーマとしてここに連れてこられた次第です…」
「で、ですがあなたはおと…」
「そして!もう貴女様の知るミスルギ皇国は存在しません!貴女様がノーマだと国中に知れ渡った後、民が国へ抗議を起こしその結果ジュリウス皇太子様がジュライ・飛鳥皇帝を拘束し、神聖皇帝ジュリウス一世と名乗りジュリウス様が納める新たなミスルギ皇国が誕生したのです……もう、あの国には私もそして貴女様の居場所は何処にも無くなったのです!今まで貴女様の正体を騙し続けていて罪、皇帝陛下並び皇后様そしてモモカ様に変わってお詫び申し上げます。本当に申し訳ありませんでした!」
私は床に手足をつき、そして頭を下げお詫びをした。けれどもアンジュリーゼ様はそれを受け入れることは出来なかったらしく「嘘よ!」と言って何処かへ走り去ってしまいました。
「アンジュリーゼ様?……」
私はアンジュリーゼ様の名前を呼ぶだけしか出来ませんでした……
「はぁ〜、ゾーラ、後のことは頼んだぞ」
「分かりました司令官殿。エルシャとヴィヴィアンはうちの姫様を連れ戻してきな、新人どもはシミレーター機で訓練だよ!」
「「「「イエス、マム!」」」」
皆さんがそう返事をすると、この隊の中で一番お姉さんみたいな人と一番背の低い人がアンジュリーゼ様を追いかけてくれました。そして、私は先ほどのサリア様という女性にとても嫌そうなお顔をされながら連れられて、この大きな機械の中に入れられました。
「貴方の戦闘服は本番までに用意させとくから、取り敢えずしばらくの間はその恰好で訓練してもらうから。それで、これがギアでこれがアクセル。こっちがブレーキ、そんでもってこれがメインスロットルとこっちがアレスティングギア」
「これは何のシミレーターですか?」
「パラメイルのシミレーターよ、私たちノーマの棺桶の名前だから覚えとくのね。まあでも貴方はノーマですらないのかもしれないけど…」
サリア様はそう言って扉を閉めました。私は最後の言葉にどう反応したらいいかわからず苦笑する事しか出来ませんでした。
「ココ機コンフォームド、リフトオフ」
「ミランダ機コンフォームド」
「え?えっと、ザスティン機コンフォームド。で、いいですよね?」
「はぁ〜、ミッション07スタート」
サリア様がため息を吐くと、機械が動きだした。
機械はエアリアのエアバイクの様な物に跨り、本当の空を飛んだ様でした。シュミレート
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