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クロスアンジュ天使と竜の輪舞 ジャスト・ワンマンズ・ノーマ
第1話 あり得ないイレギュラー
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物は居ません」
私は正直に答えた。
「では、お前は今までどこで暮らしていた?」
「はい、ミスルギ皇国の王宮でアンジュリーゼ様の専属執事として奉仕させてもらってました」
「ふむ、分かった質問は以上だ。取り敢えずお前への特別ルールとして下手にここの風紀を乱すようなことをしたら、お前を処分する覚悟しておけ。そしてお前の部屋は昨日入ってきた新人と同室だ。だが安心しろ最低限の処置はこちらからしておいてやる」
そう言って監察官さんとリーダーぽい人は部屋から出ていった。そして私はこの部屋に取り残された。どうやら今夜はこの部屋で過ごさなければならないらしい。覚悟はしていたがまさかこんな汚い部屋で過ごさなければならないとは思っても見ませんでした。
翌日
私は昨日の人たち(どうやら義手の人はここの司令官らしい)に連れられ、どこで入手したのかここの皆さんが来ている制服と同じデザインで、男物の制服を着て幼少の子たちと同じ教室でここでノーマが何をするかについて学びました。私たちノーマは異世界からくるドラゴンと呼ばれる生物を撃退する。これだけが私達の生きる意味だと学びました。すると、
「監察官、これにてザスティンの教育課程を修了。第一中隊に派遣する」
「また、第一中隊ですか?!」
「ああ、もうゾーラには知らせてある。それに、あいつには真実も教えてやらんといかんしな」
司令官さんに連れられてきたのは、人が一人くらい入れそうな機械が何台か置いてある場所でした。そしてそこには十人の女性たちが居てその中には私の良く知っている人物もいました。ですがそれより前に…
「司令官!やはり私は納得できません?」
「何がだサリア副隊長」
「この男がこのアルゼナルに居ることです!この男の所為でこのアルゼナルの風紀が乱れるに決まっています!」
私はそんなに野獣に見えるのでしょうか…
「だがこれは私が決めたことだ。下の者はの上の者の決定には従え、それがここの掟だ。それにこいつにはあいつに現実を見せてやらなければならないだろう」
サリア様が司令官さんに言いくるめられると、私の方を向いた。そう私の目の前にはアンジュリーゼ様がいらっしゃるのです。
「ザスティン!貴方が来たということはミスルギ公国から私の送還命令が出たということですね!良かったこれでお兄様やシルヴィア、それにモモカのところに帰ることが出来ます…?どうかしたのですかザスティン?」
アンジュリーゼ様は私を見て安堵の息をつかれました。ですがその顔を見て私はアンジュリーゼ様から顔を背けてしまいました。これのことだったのです。私が昨晩から疑問に思い心に突っかかっていたものは…そうです、他の人間たちと同じように、ノーマの迫害を当然のように思っていたアンジュリーゼ様がいきなり自身
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