暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
マブラヴ
0882話
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のような視線を俺やニーズヘッグに向けている者も多い。
 あるいは、ヘルメットを被っている量産型Wの集団に対して不思議そうな視線を向けている者も、それなりに存在している。
 いずれにしろ、日本という最前線に近い位置にある基地としては色々問題があると言わざるを得ない。
 そんな風に思っていると、やがて1人の人物がこちらへと小走りに近寄ってくる。
 金髪をショートカットにしている女で、年齢的には俺よりも少し下、まだ20歳前後ってところか。
 国連軍の軍服を着ているのを思えば、この白陵基地の軍人なのだろう。

「す、すいません。シャドウミラーの皆さん、お待たせしました。私は香月副司令の部下で、イリーナ・ピアティフ中尉です。出迎えが遅れて申し訳ありません」

 そう告げながら敬礼をするが、その仕草はまだどこか板に付いていない感じがする。夕呼の部下って事だし、恐らく本職の軍人ではないんだろう。

「シャドウミラー代表のアクセル・アルマーだ。確かに色々と不躾な視線を向けられはしたが、この世界で転移技術は珍しいらしいからな。それで、これからの予定は?」

 俺の言葉にほっと安堵の息を吐くピアティフ。
 少し離れた場所でアウルが周囲から向けられていた視線にまだ不満そうにしていたが、それでも文句は口にしない。
 まぁ、ピアティフはどこか柔らかな印象を受けるからな。文句を言いづらいというのもあるんだろう。……夕呼辺りならそれを考慮して自分の部下としているのは間違い無いだろうが。

「その……ちょっと予定外の事態が起きてまして。取りあえず香月副司令はそちらの方に対応されているので、シャドウミラーの皆さんは少し会議室の方でお待ちいただきたいと」
「……予定外?」

 基地の様子から考えて、別にBETAが攻めてきたとかではないだろう。
 確実にとは言えないが、それでも現状でBETAが攻めるとしたら日本よりも先に鉄原ハイヴだろうし。

「会議室の方へご案内しますが、その……あの機体の方は……」
「ん? ああ、そうだな」

 ピアティフの言葉に頷き、機体に接触して空間倉庫へと収納する。
 戦術機より小さいとは言っても、目の前でいきなりニーズヘッグの姿が忽然と消えた事に驚愕の表情を浮かべるピアティフ。
 それは、先程からこっちの様子を眺めている他の軍人達にしても同様だった。
 既に慣れているその様子に、ピアティフへと声を掛ける。

「会議室への案内を頼む」
「……あ、は、はい。今すぐに!」

 こちらも呆然としていたピアティフが頷き、早速とばかりにこっちに案内をしてくるが、そこについていくのは俺、イザーク、スティング、アウルの4人のみ。
 それに気が付いたピアティフがこちらに視線を向けて口を開く。

「アクセル代表、そ
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