対決、2対3
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に戻るにはビッグプラスの光線に当たるか、俺が死ぬしかないんだぜ、へへへ」
スモールプラスの言うように美紅にはなすすべがなかった。
「広野君……」
美紅はそう呟いたが小さくなると声も小さい。
呟いたくらいではスモールプラスにすら届いていない。
「お前を殺すことなんていつまでもできるけど……」
そう言うと再び顔を近づけた。
「お前、ちょっとかわいいな……」
スモールプラスはさらに顔を近づけ、そして美紅を触り始めた。
「ちょ、ちょっと……」
スモールプラスは美紅が体を隠すためにつかまっていたパンティをひっぱってきた。
美紅としてはパンティを取られていれば隠すものがなくなってしまう。コスチュームは今の美紅にとっては大きすぎてタオル代わりにも使えない。
取られるわけにはいかない。
必死に捕まっていたが、急に引っ張られては、ぽろりをしてしまいそうになってしまった。
美紅のパンティを必死に死守しようとしている表情が、スモールプラスにはたまらなかった。
完全におもちゃだ。
「さっきはビームとかいろいろ攻撃してくれたんだ。こっちも楽しませてもらうぜ」
そう言うとスノープラスは強引に美紅をパンティごと持ち上げた。
「きゃっ」
恥ずかしくて胸を隠していた美紅だったが、落っこちそうになってはそうも言ってられない。
パンティに捉まることに必死になって、ついに胸を隠しきれなかった。豊満とは言えないが、形の良い乳房が顔を出した。
「いや〜っ!」
美紅は恥ずかしさのあまり顔を赤くして声を上げた。
スモールプラスにはその表情がたまらなかった。
「へへへ。いいぞいいぞ。次は何をしようか……」
満足げな表情を浮かべ、そう呟いた。
ドンっ!
スモールプラスの背中に衝撃が走った。
その衝撃によってバランスを崩し、前のめりに倒れた。
「だ、誰だ?」
倒れた拍子に美紅をパンティごと落としてしまった。
スモールプラスは振り返ると、木の葉を駆使して作ったインスタント水着を身に着けた桃子の姿がそこにあった。
「女性の敵っ!」とばかりに桃子がスモールプラスを後ろから力いっぱい蹴りをお見舞いしたのだった
。
「お、お前、恥ずかしくないのか?」
その大胆な格好を見たスモールプラスは驚いて、攻撃に対する文句よりも先にその言葉が口から出た。
「わあああっ! 気にしないようにしてるんだから言わないでよっ!」
桃子は顔を真っ赤にしながらそう言うと、スモールプラスに蹴りを何度も食らわせた。
「この!この!この!この!」
怯んだスノープラスに蹴りを連打しまくった。
威力はさほどではないが桃子の魂がこもっている。
「ちょっと恥ずかしい格好だけど、あんたたちをやっつけるまで、そんなこと言ってられないのよ!」
そう言うと渾身の一撃を放った。
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