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ファントム・バレット編 〜守り人たち〜
疾走する『思い』
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(・・・期待しているぞ、リン・・・)
村 東方面
一人の少女が、泣きながら叫んでいた。
「やめてぇ・・・みんな行っちゃダメ!!!」
少女は、喉を熱で焼かれようとも叫んだ。一人だけでも多く助けようと。
「なんで・・・なんでよ・・・」
仮面ライダーも誰も、来てはくれない。
がさり、と後ろのほうから音。振り返ると、一体の怪人が立っていた。
「・・・ギシャアアアアア!!!!」
怪人は少女に飛び掛かる。熱で頭が朦朧とする中、少女は思った。
(誰か・・・助けて)
ゴッッッ!!と。怪人が吹き飛ばされ、一人の少年が少女を庇うように立った。
「あ・・・ありが、と・・・」
焼けた喉から声を絞り出すと、少女は後ろへぐらりと揺れた。
「・・・」
少年、リンは少女を支えようと手を伸ばす。
壊さぬように。守るために。
キュイィィィィーーーーーーー!!!
フォトンブラッドが、リンの思いに応えるように紅く輝き始める。
全身にうっすらと真紅のラインが浮かぶ。
その姿は。かの紅き勇者のようで。
ユキ達と別れたライト(漆黒)がそこへやって来る。
ライトは、思わず涙を流した。
紅き勇者は、少女の体をしっかりと支えていた。
「・・・さぁ・・・始めようぜ。ライト」
笑ったリンに、ライトは涙を拭って答える。
「ああ・・・!ああ・・・!!」
自身の体から戦乱剣ダインスレーヴを抜き、ライトは身構えた。
怪人達へと、二人は突っ込んでいった。
村 南方面
「ライトさん!そちらの状況は!?」
「大丈夫だ!一気に片づけるぞ!!」
ウィザードにライトは変身し、ユキは古代障壁を操作して怪人たち薙ぎ払っていく。
「ギャオオオオオオン!!」
黒い炎が周囲を包み込む。
「マジか、なんでドラグブラッカー!?」
ライトの驚きに、ドラグブラッカーはテールアタックで返した。
「ぐあああああっ!!」
「ライトさん!クソッ・・・」
ユキはウィザードリングを取り出した。
それは、フレイムガルーダ。ランドクラーケン。ウォーターユニコーン。ハリケーングリフォン。
計四種のウィザードリングを、ライトへと放り投げる。
「ライトさん!あなたの力なら、僕よりも強く、うまく使えるはずです!!使ってください!!」
指輪を受け取ったライトはそれをスキャンする。
『ガルゥゥゥゥダ!!イーンフィニティ!!プリーズ』
ライトの希望。それは何かはわからない。しかし、プラモンスターはそれに応えた。
白銀のガルーダスタイルになったウィザードは、ドラグブラッガーを一撃で吹
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