第六十一話 古代の聖竜
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るブイドラモンに近寄っていく。
フェイト「や、止めて…!!」
身体に走る痛みに耐えながら、立ち上がる。
ファントモンはフェイトを見向きもしない。
ファントモンの大鎌が鈍い輝きを放つ。
フェイト「待って!!」
フェイトがブイドラモンの元に駆けていくが圧倒的に時間が足りない。
ファントモンの大鎌がブイドラモンに振り下ろされた。
フェイト「止めてーーーっ!!!!!!」
パートナーを失うという最悪の未来を回避しようと懸命に足を動かし、声を張り上げた。
彼女のパートナーへの想いが運命の紋章に力を与えた。
ブイドラモンが金色の光に包まれる。
それによりサイバードラモンが弾かれた。
D-3のディスプレイに融合進化の文字が表示される。
フェイト「ユニゾンエボリューション!!」
フェイトは脳裏に浮かんだ言葉を叫んだ。
D-3の光を浴び、ブイドラモンと一体化する。
ブイドラモン[ブイドラモン超進化!エアロブイドラモン!!]
ブイドラモンが規則的に進化した完全体。
攻撃力と防御力が飛躍的にアップし、翼も生えたため空中戦と接近戦のどちらにも対応する事が可能となっている。
激戦を勝ち抜いたブイドラモンのみがなれるとされており、そのため数が少なく幻とも伝説とも言われるデジモンで、その力は究極体にも匹敵すると言う。
エアロブイドラモンは翼を羽ばたかせ、飛翔する。
パイルドラモンには劣るがかなりのスピードだった。
ファントモンも翼を羽ばたかせ、エアロブイドラモンを追い掛ける。
エアロブイドラモンは巨体を旋回させながらファントモンから距離を取るべく、翼を動かす。
しかしエアロブイドラモンのスピードではファントモンを撹乱させることが出来ない為、必死に頭を働かせる。
フェイト『エアロブイドラモン!!あれ!!』
エアロブイドラモンと融合しているフェイトがある場所を指差す。
そこには巨大な岩。
エアロブイドラモン[成る程…分かった]
フェイトの意図に気づいたエアロブイドラモンはニヤリと笑うと岩に向かって羽ばたいた。
ファントモンは、エアロブイドラモンを追い掛ける。
それが罠だと気づかないまま。
エアロブイドラモン[…今だ!!ブイブレスアロー!!]
タイミングを見計らって放たれたのは成熟期の時の必殺技。
熱線は岩を粉砕し、煙がエアロブイドラモンの姿を隠す。
煙を振り払う動作をしたファントモンの隙をついて、大きく旋回したエアロブイドラモンはその口から豪快に逆V字の熱線を発射した。
エアロブイドラモン[Vウイングブレード!!]
放たれた熱線がファントモンに直撃する。
その衝撃により、豪快に吹き飛ばされたファントモンが岩壁に縫い付けられた。
フェイト『今だよ!!』
エアロブイドラモン[了解!!]
エアロブイドラモンが竜型のエ
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