第一話 ガンプラバトル再戦!!
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じゃ売ってやれねえぞ・・・」
余りの予算に汗をかくのだった。
だが翼は・・・
「けど!みんなが一生懸命作ったプラモをあんなふうに打っ壊す奴なんて許せねえ!!四郎さん!お願いします!!」
翼の瞳に魂の炎を見た狂四郎は・・・
「(もしかしたら・・・翼ならあれを使いこなすことができるかもしれない!!)よし!来い!」
狂四郎は直ちに店じまいをすると翼を自室に招きある物を探し始めた。
「ええっと・・・あれはどこにやったっけ?・・・ここじゃないあれじゃない・・・」
机の引き出しやら押入れやらタンスやらを引っ掻き回し何かを探し当てると翼に差しだした。
中に入ってたのは3体の瞳の無いSDガンダム・・・しかも赤・青・黄色の武者頑駄無のオリジナル作品だった。
父が大の武者頑駄無好きだったのを思い出しヒーローのように思っていた翼。
「これは・・・どのキット?」
余りの完成度に何のキットを基に作ったか聞く翼だが・・・
「キットなんてないよ。これは俺のフルスクラッチなんだ。これなら30円で売ってやる!」
「四郎さんのフルスクラッチ?」
狂四郎のフルスクラッチの武者頑駄無から只ならぬ魂を感じ取る翼。中でも右拳に特殊なパーツが装着され長い刀を装備している赤い武者頑駄無から只ならぬ気配を感じた。
「四郎さん・・・俺・・・これで戦います!!」
赤い武者頑駄無をその手にする翼。すると狂四郎は再び押入れから何かを探し始めた。
「四郎さん?」
「ああ・・・お前が誰かの為にガンプラバトルを始めるときにってお前の父ちゃんから預かった物があるんだ。ええっと何処にやったかな・・・あ!」
押入れの箱から何やらブレスのような物を取り出す狂四郎。そのブレスはまるでヒーローがもっている変身アイテムのような物だった。
「お前の父ちゃんからだ!お守り代わりにもっとけ」
「父ちゃんから?・・・よし!!」
父からのブレスを装着し気合を入れて明日の対戦に備える翼。
翌日
模型店にて翼と亀岡が対峙しその戦いを見ようと香澄や野次馬が詰め寄っていた。
「翼!そんな奴!ギッタンギタンにしちゃれ!!・・・やんなかったらあたしが・・・」
懐から鎖鎌を取り出して香澄の応援を他所に緊張が走る翼。
するとお互いのガンプラを見せ合う事になった。
「へへ!俺のガンプラはこれだ!!」
亀岡が取り出したのはイナクト・・・なのだがカラーリングが紫になっていた。
「おめえのガンプラは?」
「これだ!武者!烈斗頑駄無!!」
狂四郎からもらったガンプラ・・・腰に大きな刀を差した武者烈斗頑駄無を見せつけた瞬間大笑いする亀岡。
「ぷ!うわああっはっはっはっはは
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