第一話 ガンプラバトル再戦!!
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じめの度が過ぎた行為である事に腹を立てる翼。
すると亀岡は・・・
「へへ!弱い奴が悪いんだよ!え!?ばあかばあか!!」
「貴様!」
余りの言動に怒りのスイッチが入った香澄が懐から手裏剣を取り出し亀岡に向かって投げようとしているのを翼が止めるが何か違和感を感じた。
(変だ・・・いくら中学生だって・・・亀岡はここまでひでえ事をやるような奴じゃない・・・むしろアドバイスをする大人びた奴だ)
自分の知っている亀岡とは違う事に違和感を感じる翼。
すると亀岡が叫んだ。
「おら!どうした!俺とやる奴はいねえのか!?また壊してやるよ!!お!!?」
亀岡は目についた自分より弱そうな奴を見つけると無理矢理ガンプラバトルを始めさせようとしたその時だった。
「待てよ!亀岡!!」
「あ?」
余りの横暴ぶりに激怒した翼が亀岡を止めた。
「何だ!?俺とやるって言うのか!?あ?じゃあガンプラを出せよ!!」
翼を挑発するような言動をする亀岡だが翼は自身の現状を語った。
「今は・・・無い!」
「は!?てめえ!やる気あんのか!?」
亀岡の言葉に翼は・・・
「明日・・・」
「は?」
「明日までにガンプラを用意する!オメエのような奴俺がぶっ倒してやる!!」
ガンプラバトルが大嫌いな翼・・・だが弱い者いじめをしている奴を見逃すほど人間が出来ちゃいない。
「へへ・・・望むところよ!」
亀岡に挑戦状を叩き付ける翼。亀岡は大笑いをしながら去っていくと香澄が駆け寄った。
「ちょっと!翼!あんたガンプラバトルは嫌いって言ってなかった!?それにガンプラ持ってないでしょ!」
「けど・・・あんなガンプラを粉々に叩き潰すような奴ゆるせねぇ!」
香澄の心配をよそに翼は決意を示しある場所へと向かった。
翼が向かったのは近所にある小さなプラモ屋さん。その看板にはこう書かれていた。
・・・プラモ狂四郎と
「頼もう!四郎さんいますか!?」
ドアを勢いよく開けた翼が大声で叫ぶと奥から現れる青年・京田四郎・・・通称狂四郎の姿が・・・
「ん?翼じゃないか?どうしたんだ?」
頭をかきながら現れた狂四郎に翼は跳び付いた。
「四郎さん!!実は!カクカクシカジカ!!」
いじめっ子とガンプラバトルをする旨を伝えた翼に狂四郎は・・・
「なるほどな・・・事情は分かった・・・んじゃ!どれにする?」
快く狂四郎がラインナップを見せるが翼は・・・
「これで買えるプラモ!」
といってお金を出すのだった。
出したお金は10円玉2枚に5円玉2枚・・・30円であった。それを見た狂四郎は・・・
「い・・・いや・・・流石の俺もこれ
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