修行編 その三
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たら意味がないと。
全くその通りだな、と今まで当たり前の事に気がつかなかった。
「凪ちゃ〜〜〜ん!」
と、横から友人である沙和の声が聞こえた。
その横には真桜の姿も見える。
夕方になっても戻ってこない自分を心配したのだろう。
「凪どないしたん、その身体の傷!?」
「痛そうなの。
凪ちゃん大丈夫?」
心配そうな顔をしながら自分に聞いてくる。
確かに友人を心配させてしまった。
今までの自分に反省しながら言う。
「ああ、すぐに医者に見て貰う。
傷が残ったら大変だしな。」
「そうなの、そうなの。」
「凪は可愛いやし、傷が残ったら大変やで。」
そう言われて、私達三人は自分達の村に戻る。
その前に、あの人が入って行った森に視線を向ける。
いつか出会ったらお礼をちゃんと言おう。
そう思って村に戻るのだった。
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