アイングラッド編
SAO編
《圏内事件》6
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メージ》……
逆棘……
アンチクリミナルコードの無効化……
圏内殺人……
復讐……
(……何だ?)
何かが引っ掛かる……
大通りでうなり続けるという奇行はキリト達が出てくるまで続いた。
シュミットをDDA本部まで送りとどけ、俺達はグリムロックが気に入っていたというNPCレストランに張り込んでいた。
お腹の空いていた俺は変装して店の中でも張り込むことを提案したが、俺が壮年の老紳士に化けるとすげなく却下された。ちっ……。
考えてみれば、謎のそばを食べてから何も食べてない。
普段何かしら食べながら緊張感ゼロの攻略をしている俺はお腹が空いて仕方ない。横を見ると、キリトもあのレストランのメニューを試したくて仕方ないというような顔をしている。
すると、アスナが何やらメニューウィンドウを操作して何かを取り出した。
それを「ほら」とキリトに差し出す。
「……く、くれるの?」
「この状況でそれ以外に何があるのよ。見せびらかしてるとでも?」
「いえ…。すいません。じゃあ有り難く」
だから何故に敬語か……。
「レイ君もどうぞ」
「お、サンキュ」
出てきた大ぶりのバケッドサンドを一口……
(初めて食べるな……何処の店………いや、まさか?)
「ごちそうさま。いつの間に弁当なんて仕入れたんだ?通りすがりの屋台じゃ、こんな立派な料理売ってなかったよな?」
「こういうこともあるかと思って朝から用意しといたの」
「へぇ、何処の店の?」
「売ってない」
「へ?」
「お店のじゃない」
おお……やっぱし。
「え……ええと、何といいますか……がつがつ食べちゃって勿体なかったなあ。あっそうだ、いっそのこと……ぐぁ!?」
キリトが余計なことを言う前に大太刀の峰で思いっきりぶったたき止める。
「流石だな。……キリトの将来が羨ましい」
最後のはアスナだけに聞こえる超小声で言ったのでキリトには聞こえていない。
勘の良いアスナは俺の云わんとしたことをさっしてギラッとこっちを睨み、不可視の速度でレイピアを俺の喉元に突きつける。顔は既にニコニコだ。
「ナニカ……言ッタ?」
「ナンデモナイデス」
「ど、どうした!?」
「ううん、なんでもないよ。真面目に張り込みしましょ」
全く……ツンデレほど扱いに難しいものはない。
「ねぇ……」
30分ほど経ち、アスナがぽつりと声を発した。
「ん?」
「はっ……はい!」
だから……いや、もう言うまい。
「もし、2人が黄金林檎のメンバーならレアアイテムがドロップしたときどうしてた?」
「「…………」」
どう
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