暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは〜とある4人の転生者〜
外伝〜それぞれのこれから〜
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ついて叩き込みます。ご安心を。一応護衛は私と兄がついているのでご心配はありませんがそれでも心配なようでしたら追いついてきてください。まあ、できるのならですが。むしろ私としてはあなたに見合う殿方を探すことをお薦めいたします。
それでは。
M.B

PS.学業のほうも私が見ますのでご心配なく。』

「あの子は…」

手紙を読むと同時にそれをバラバラに引き裂く。このやり取りも直接ではないとはいえ随分久しぶりだ。あいも変わらず彼女はあのままらしい。

「まあ、2人がついているのなら万に一つはないかな…」

1人は教会に1人しかいない特務審問官。もう1人にいたっては聖人だ。2人とも猛者と言える実力の持ち主なら朔也に降りかかる火の粉も払ってくれるだろう。だが…

「手紙とはいえずいぶんなことを言ってくれるじゃない…マリア」

とりあえず、今度あったら一発ぶん殴ってやろうと心に決めた。


〜神咲冬華〜

「え、休学?サクヤ君が?」

「そうそう」

休み時間を利用してきたサクヤ君の教室でハル君から衝撃の事実を聞いた。

「でも、昨日はそんなこと…」

確か言っていなかった気がする。別れるときも『また明日』って言ってたし…

「ああ、何せ今朝決まったみたいだったからね」

「今朝?」

「なんか知らないけど銀髪のシスターさんに簀巻きにされて連れて行かれてたね」

「シスター…」

まさか教会!?でも、昨日の話しでは教会は教皇の意向で強引な手出しはしないって…

「なんか大変みたいだね。でも、2年後には帰ってくるってさ」

「そう、なんだ」

なんでだろう、すごく寂しいな…

「もし、連絡があったら教えてくれる?」

「もちろんだよ」

「ありがとう」

そう言って私は教室を後にした。

…結局その後サクヤ君からの連絡はなく。私が彼と再会するのは2年後の春の事だった。


〜数時間後:とある氷雪地帯〜

「スイマセンここどこですかねぇ!?」

「あなたが知る必要はありませんよ犬みたいに身を震わしてる駄犬が」

「着の身着のまま連れてきたあんたがそれを言うのかよっ!?ぶえっくし!!」

「汚いです。駄犬の唾が私の修道服についたらどうしてくれるんですか?それよりもよそ見してると死にますよ?」

「は?って、ぎゃあああああああああ!」

と、白い服の少年がどこからともなく飛来した火球を避ける。少年がそちらのほうを見ると全身が炎に包まれた犬らしきものが少年達のほうを向いている。

「…やれやれ。類は友を呼ぶとは言いますがさすがは犬。まさか地獄の番犬(ケルベロス)を招きましたか」

「それ、俺のせいって言いたいの?」

「…ちょうどい
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