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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico8祝福の風を受け継ぐ者〜Reinforce Zwei〜
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。シュテルンベルク家の手を離れ、そして今もなお生きていると言うのなら・・・誰かの手に渡っているか、どこかの古代施設に閉じ込められているか、どちらにしても自由の身じゃないのは確かと見ていい」
ルシル君は、わたしらチーム海鳴のメンバーの中でも特に情報関係の仕事の研修を受けてるから、誰よりも情報収集に優れてる。そんなルシル君がそう言うんなら、アギトとアイリはそうゆう状況なんやろうな。
「ルシル。このままあの2人の情報収集を続けてもらえるか?」
「もちろんだ、アインス。オーディンの家族だったのなら、俺たち――八神家でもある。ま、親権についてシュテルンベルク家とちょっとごたごたが起きるかもしれないけどな。そこは伝説に語られるグラオベン・オルデンからの説得を受ければ、なんとかなるだろう。な? みんな」
「ああ」「おう」「はいっ」「うむ」
アギトとアイリを迎え入れた後のことを話してると、「――あ、見えてきたな」いつの間にやら目的地に到着や。古代ベルカの中でも最高の技術力を有してたってゆう大国イリュリアの技術を全て継承してる技術者であるミミル・テオフラトゥス・アグリッパさんのお家が見えてきた。海岸から少し離れた小島に建つお城で、名前をエンシェントベルカ技術宮。わたしとアインスが何度もお世話になってるところや。
「いつ見てもいいなぁ。海上に浮かぶ小島に建つ城。ベルカの街並みは本当に美しい」
「あはは。ルシル君、ホンマに好きなんやなぁ〜、ここザンクト・オルフェンの景色が」
「まあな。俺の
アースガルド
(
故郷
)
もそうだったから」
「ルシル君の故郷・・・フェティギアやったな。いつか行ってみたいなぁ」
「・・・そうだな」
ベルカの街並みが大好きなルシル君が言うには、このエンシェントベルカ技術宮はデンマークにあるクロンボー城に似てるって話や。四角形の建物の内側に中庭があるお城やな。そんで、外から見えへん中庭で、製作・再現された技術を試験運用したりしてるようや。そんで外界に出して良いようなモノやあらへん時は、地下に封印とか解体・破棄するって聞いた。
「みんな、こっちや。アインス」
「はい、主はやて。みんな、付いて来てくれ」
ルシル君たちみんなは、わたしとアインスを迎えに来てくれた際には技術宮の近くまでは来たことはあるけど、中に入ったことはあらへん。そやから中の案内が出来るのはわたしとアインスだけや。
「あの門には進入者を感知する機能があって、ミミルさんの入城許可のない人は強制転移でミッドチルダのどこかに飛ばされるって言うてたけど、ホンマなんかなぁ・・・?」
海岸と小島を結ぶ30mほどの石製の橋(ローマ水道みたいなアーチ橋で、コレもルシル君のお気に入り)を渡る。そんで渡り終えようとゆう頃、小島と
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