ハイスクールV×D ライド24
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の聖剣使いの数についての情報は……。
(あの天閃使いだけの様だな)
あと二人敵には聖剣使いが居ると推測していたが、この場にバルパーが現れたことでそれは無いと確信が出来た。……明らかに戦闘職ではない相手がこんな所まで現れる可能性は一つ、敵側がボスのコカビエルを含めて三人しか居ない可能性だ。
「流石に相手も大きく動くだろうな」
推測では早ければ今夜、最長でも二、三日中には向こうから仕掛けてくるだろう。……この街にいるのは魔王の妹が二人……聖書に名を連ねるビッグネームの堕天使が相手になる以上、魔王に報告するだろう。……予め会談している以上、既に連絡が行っているだろうが、向こうも魔王との戦闘は早いと考えている可能性から推測すればそう判断しても可笑しくない。
なにより……
(流石にブラスター・ダークほどじゃ無いにしても、ブラスター・ブレードの力も使えば使うほど飲み込まれる)
辛うじて精神力で抑えることはできるが、それでも精神を確実に削っていく。
(疲れた……体じゃなくて、精神の方が……)
件に認められない以上改善のしようは無い。それでもブラスター・シリーズの力を使うのは戦う為に必要な事、
「おい、五峰!」
「なんの用だ、変態ドラゴン」
そう考えていたときに一誠に肩を捕まれる。
「お前、よくも邪魔しやがって! オレ達は木場の役に立ちたくて行動してたんだ! それなのに、なんで邪魔をしたんだよ!?」
「何でって……この場で捕縛して奴から敵の情報を聞きだそうとしただけだ」
「だったら、木場でも……」
「あの状況でも、ナマクラじゃ折れたとは言え聖剣は超えられない。木場じゃ捕縛は無理だと判断したから、邪魔されたくなかった。それだけだ」
「木場の事を何もしらないくせに……」
「知っているが興味も無い。オレが大切なのは詩乃だけだ」
根本的に四季が優先するのは詩乃の安全と望み。一緒に戦うことを望むなら、ともに戦いながら全力で守る。
「それより、変態と匙……今回の事は主に報告無しで動いたんだろ」
「なんなんだよ?」
四季の言葉に訳が分からないと言う様子で?マークを浮べる一誠と匙の二人、
「そうね、なんなのかしら」
「後ろに居るぞ、お姫様方」
リアス・グレモリーの言葉が響くと同時に四季の指摘の声が響く。それと同時に一瞬だけ意識が遠のいていく感覚を覚える。
「四季!」
そんな四季の体を支えてくれるのは詩乃。
(詩乃が居る……)
彼女が側に居てくれる。それだけでブラスター・ブレードの制御の為の披露が一気に消えていく様に感じられた。
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