鈴仙の生活日記 5ページ目
[8]前話 前書き [1]後書き [2]次話
「さてと…文を探すために…」
妖怪の山へ向かっていた。
椛の協力を得るためだ。
「椛さんに何をしてもらうんですか?」
「ちょっと、このあたり見回してもらおうと思ってな。」
と、いうことで、到着して予想通り椛が見張りをしていた。
「今回も文さんに何か用ですか?」
警戒されているようだ。
ま、前回のことについては結局証拠出せなかったわけだし…
「いや、今回用があるのは椛なんだ。」
そう言って椛に事情を説明した。
椛はそれを聞くとびっくりした様子で…しかし冷静にしていた。
「文さんが行方不明である可能性が高いと…そうですね。私も協力します。」
椛の協力が得られ早速見渡してもらうことになったのだが…
「誰かがすごい勢いでこっちに飛んできます…あれは…妖夢さん?」
妖夢と聞いて私と魔理沙さんは臨戦体制に入った。
椛もそれを見て身構えた…が、椛が身構えるより早く妖夢…夜弥は椛の後ろに回り込んでいた。
「…!? 椛!」
椛は避けようとするが遅かった。夜弥の魔法陣に捕まり、身動きがとれなくなった。
椛は抵抗する…が無駄だった。あの魔法陣から抜けられることはなかった。
「椛…これを見て?」
そう言うと夜弥は椛にしか見えないようになにかの写真を見せた。
椛はそれを見るとすべてを察したように魔理沙と私にこういった。
「ごめんなさい…手を…引いてもらえますか?」
「な…椛。何を言ってるんだぜ?」
「そうですよ…手を引け、だなんて…夜弥さん、あなた一体何を…?」
「何を…って、文の写真を撮ってそれを見せただけよ?
-----傷だらけで椅子に縛り付けてあるやつをね。」
魔理沙は絶句する。
文が…そんな簡単に…?
そんなはずない。文は…もっと強いはずだ。
鈴仙も魔理沙と同じ事を思っていたようだった。
夜弥……どれだけ強いのか…
「ま、それだけだから。椛は頂いていくわよ。」
「ま…待てっ…!」
魔理沙さんが叫ぶ。しかし、それで止まるわけがなく、夜弥は魔法陣の中に消えていった。
「くそっ……!」
魔理沙は空を睨んだ。
[8]前話 前書き [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ