第三章 『イレギュラー』
[13/13]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
エヴァンジェリンは信じられないものを見た。
『終わりなく白き九天』は凍らせつづける魔法であり、たとえ壊されたとしても瞬時に再び凍結する。それはセクンドゥムが抵抗した時にも見られた。
ところが目の前の光景はどうだ? 切断された氷は再生するどころか、ただ地面に転がっているだけだ。いったい何が起こったのかエヴァンジェリンが思索していると、ダンテが目を見開きある一点を凝視していることに気がついた。その目線の先にある氷の上には誰かが立っていた。
ダンテとは対照的な青いコート。撫で付けられた銀色の髪。手には長い刀を携えている。彼はダンテの兄――バージルだ。
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ