第十一話 南雲大尉!!本人は水雷出身だった!!その十九
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「この勝負相手の花を攻めろとは言っていないからな!」
「これでどうだ!」
「しかも俺達の生花にはバリアー張ったぜ!」
「このバリアーは破られないぜ!」
何時の間にかディフェンスさえしていた、そして。
先生にだ、こう言ったのだった。
「おいこれで勝ちだよな」
「俺達の勝ちだよな」
「相手の生花滅茶苦茶だからな」
「俺達の勝ちになるな」
「確かにだ」
先生は二人を排泄物を見る目で見つつ答えた。
「相手の花への攻撃はルール違反ではない」
「この勝負だとな」
「そうだよな」
「相手の花を攻めてはいけないとは書かれていない」
一言もだ。
「全くな」
「ルールに書いていないのならやっていいからな」
「ルール違反じゃないからな」
「だからな」
「俺達の勝ちだな」
「間違いなくな」
「そうだ、今より判定する」
先生は苦々しい顔のまま言う、そして。
判定の結果をだ、手を挙げて言った。
「勝者、ジャスティスカイザー」
「よし、やったぜ!」
「今回も勝ったぜ!」
判定にだ、嫌いな相手を陥れた時の某巨大掲示板を根城にしている荒らしの様に大喜びする二人であった。
そしてだ、尚智が尚武に言った。
「じゃあいいな」
「ああ、いつものあれだな」
尚武も兄に応える。
「あれをするんだな」
「相手の大尉さん苦虫を噛み潰してるけれどな」
「それでもな」
こう言うのだった、実際に花を乱さて敗北した南雲は憮然としている。だが日帝衆の誇り人間としての矜持を守って沈黙を守っていた。
その南雲の前でだ、風たりは喜んで話しているのおだ。
「俺達が勝った」
「このことは事実だぜ」
「それじゃあだな」
「今からな」
こう話してだ、そしてだった。
二人はだ、それぞれ腕を組んで。
尚智は正面、尚武は左に正対してだ。岩場の上に立ち波間の中で旭日をバックにしてたからかに叫んだ。
「正義は勝つ!」
この勝利宣言をするのだった、だが。
観衆がだ、勝った二人にだった。
何処からか出した石や空き缶、ゴミ等を投げてだ、こう言った。
「また汚い出て勝ったのかよ!」
「本当に卑怯だな!」
「御前等に花を生ける資格はない!」
「華道なんて二度とするな!」
「やめちまえ、ここで!」
「ついでに負けろ!」
いつもの通り言われるのだった。
「いい加減な!」
「そうなれ!」
「今度こそ負けろ!」
「次の勝負こそな!」
「ああ、うるせえ!」
「何で俺達いつもこうなんだよ!」
勝てばブーイングになることに言う二人だった。
「ったくよ!」
「世の中理不尽だろ!」
「俺達は正しいことしてんだぞ!」
「それで何でこう言われるんだ!」
「世の中間違ってるぜ!」
「正義の味方に何て
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