第十一話 南雲大尉!!本人は水雷出身だった!!その十七
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順調に出来ていっていた、二人の花も見事だ。
だがそれ以上にだ、南雲の花は。
「くっ、俺達が見てもな」
「ちょっとな」
「この人には負けてるかもな」
「少しばかりだけれどな」
「ふむ、これは」
先生が三人の花をそれぞれ見比べてこう言った。
「勝負あったな、判定の時はまだだが」
「俺達が勝つんだな」
「それも楽勝で」
「今さっき言った言葉を自分で打ち消すな」
先生は二人には怒って言葉を返した。
「何故そうなる」
「当たり前だろ、正義が勝つからだよ」
「俺達は正義だからな」
実に典型的な三段論法だ、言っている対象はともかくとして。
「俺達が負ける筈がないだろ」
「絶対にな」
「それに負けたら打ち切りなんだぜ」
「それで負ける筈ないだろ」
「ジャンプの漫画は十一週でも打ち切られる」
また冷徹に言う先生だった。
「十週を超えてもな」
「アンケートの順位が低いとすぐに打ち切られる」
「それが週刊少年ジャンプなのは俺達も知ってるぜ」
あまりにも有名なことだからだ。
「人気があったらテニプリも人気があるんだよな」
「ジャンプの友情、努力、勝利のセオリーを無視してもな」
勝利だけでもだ、人気があれば。
「某ハンターハンターみたいに下書きだけでもな」
「人気さえあればいいからな」
「アンケートの順位が高いとドラゴンボールでも連載が続く」
「全く、ジャンプは地獄だぜ!」
「この作品はアンケートの順位は関係ない」
アクセスランキングだ、小説サイトでは。
「しかし人気がないと作者が判断するか作者の気分でな」
「打ち切りかよ」
「俺達が負けるのかよ」
「そうだ、そうなる」
この作品の特徴だ、何時打ち切りになってもおかしくはないのだ。
「だから諸君等が敗れることもな」
「有り得るのかよ」
「東映の特撮ものみたいに絶対に一年じゃないんだな」
「まだ一クールも経ってねえってのに」
「打ち切りの可能性もあるのか」
「だからここで負ける可能性もある」
この作品においてはだ。
「そして次回作スタートだ、次回作の構想は既にある」
「だから何時切られてもか」
「切られてもおかしくないのか」
「俺達が負けて」
「そのうえで」
「だから安心して負けろ」
先生は二人にまたしても冷徹に告げた。
「巨人と共にな」
「これ書いてる時点で作者ソフトバンクの不甲斐なさに怒ってるしな」
「機嫌悪いからな」
「じゃあその機嫌でばっさりもか」
「有り得るのかよ」
「諸君等が負ければ作品世界では誰もが大喜びだ」
とかく人気のない二人であった。
「打ち切りになろうともな」
「自分達の出番がなくなってもかよ」
「俺達の負け願ってるのかよ」
「くそっ、何て奴等だ」
「作品が終
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