二十五章
全兵達の夜叉化による聖なる儀式
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間コーティングを行ってから転移魔法で海津城に帰した。
『何とか終わったが、外が騒がしいな』
「さっきまで久遠さん達が守護結界を破壊しようとしていました」
「だが僕達がいる限り結界破壊はできないよ。僕達はお先に撤退するよ」
『ああ。感謝しているが、この後の大戦までには疲労を取り払うようにしてくれ』
そう言ってからここにいるルフェイとゲオルグをトレミーに帰還させてから、神殿を神界へ昇らせる事にした。簡易型神殿とはいえ、また使うかもしれない神殿なのでね。光輝くと同時に、我らは神界へと帰還した。外にいる夜叉と護法五神もだが、美空達と話をしていた。
『そろそろ私達は失礼させてもらいますよ。中で行われた聖なる儀式は完了しましたので』
「儀式とは何なのよ?」
『それについてはまだ秘密なのですよ。では帰りましょうか、皆さん』
そう言ってから光が輝くと共に神殿があったとされる場所が庭へと戻ったのだった。久遠達はここで何が行われていたのかを知るために、一真を探したようだが生憎神界へと戻ってきたのでいない。もちろん一真が関与しているかどうかは定かではないが、壬月達の一斉攻撃にも傷が付かない壁や畿内連合の時にはいたはずの一真の気配が感じないままだった。なので今回はこれで解散するが、一真から帰ってきたとしてもすぐにとっちめるのではなくしばらく様子を見る事にした。
「明日の朝に戻ってきてから、問いただしても恐らく奴は船にいたで終わってしまうだろう。なのでしばらく泳がせるが、小波は一真が戻ってきたら詩乃へ報告を。京での動きがあったらそれと同時に問いただす」
「承知しました。・・・・ご主人様の気配を感じます『場所はどこですの?』少々お待ちを・・・・ご主人様のお部屋となりますが、恐らく寝ているかと」
「ハニーが戻ってきたのなら、明日から一真隊及び武将はハニーの様子見ですわ」
「オレ達は疲れたからもう寝るわ」
そう言ってから、各々解散となったが最後に確認をしに一真の部屋へと向かい部屋を覗きこんだら既に熟睡中の一真を発見した。更に置手紙が置いてあったので、それを確認してみると今までどこに行ってたかについてだった。字で分かるが、この書き方は正室の奏さんだろうと判断してから読んだがどうやら一真はずっと船にいたと書かれていた。船で何をしていたかまでは直接本人に聞いてくれ、と書いてあったので明日の朝起きたら詩乃達が質問をしてから久遠に報告をしようと思った。一真隊の主要メンツ達は一真が寝ている布団やいくつもの布団をかけて眠りについたが、鞠や綾那は一真が戻ってくるまでここにいたらしいが寝てしまったので歌夜達と一緒に寝た。
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