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戦国†恋姫〜黒衣の人間宿神〜
二十五章
全兵達の夜叉化による聖なる儀式
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ので聞こえなかったのですが、句伝無量で聞こえてきたのです」

句伝無量は自分の身体の一部を持った者と念話で会話が出来るもんなので、相手から話しかけていなくとも何らかの秘密な話も聞こえてきたらしいと言った小波であった。そして小波が聞いた事により、既に詩乃に報告済みだったがその時は分からず仕舞いだったのでこれについては明日に報告しようと思った。その日の夜になってやっと意味が分かった詩乃だったので、久遠に報告するのが次の日になってしまった。一二三と湖衣も光璃達に報告をしたが、動きはまだ続くかもしれないとの事だったのでしばらく泳がせていたようだ。

「それで?小波は一真の言葉を聞いたのであれば何て言っていたのだ?」

「ではご主人様の声が響いてきたのでその通りに言いますが・・・・」

『今、簡易型神殿が完成した。なので調書を持つ組頭と足軽大将を今夜集めろ、今夜は畿内連合内にいる者だけで構わぬ。道案内を夜叉に任せたので、お前らだけに見えるようにした』

『承知しましたぜお頭。今夜ここで行われるので?』

『そうだ。月光が一番見える場所にするんでな、ここに神殿を降ろさせる』

『いよいよですか、おっと、他からの視線を感じますのでこれにて失礼させますぜお頭』

「とこのように会話をされていたご主人様と数人の組頭でした」

「小波さんからの報告を元に、私達も次の日になった時に一真隊の組頭や足軽大将に全て聞きましたが返答は麦穂様と同じ回答でした」

小波が見たという事を聞いていた俺らにとっては、見られていたというのは知っていた事だ。それに湖衣のお家流は色々とまずいので契約神である方位神に使えないように仕込んだ。小波が見たというのは、間違いなく畿内連合の組頭や足軽大将を簡易型神殿に招いた事だ。そして中では大天使化の俺とルフェイにゲオルグと輪廻転生システムを新しく構築したので、管理者を呼んだ。新規プログラムに間違いがないかチェックした後に、調書を一冊ずつ輪廻転生システムの輪っか内に入れた後に持ってきた組頭と足軽大将は夜叉化となった。全員夜叉化を済ませると今度は調書内にある足軽でどの役目なのかを見てから、人間コーティングを済ませた。畿内連合にいる足軽達もそれぞれの持ち場にいたが、夜叉化になった後にコーティング済みとなった。儀式が終わった後に帰りは空間切断によって、それぞれがいたとされるところに帰した。神殿は聖域なので、儀式が終わると神界へと戻るが、それだと面倒なので全ての儀式が終わるまでは神殿を安置する間は人払いの結界で来れないようにしといた。

「そして私は詩乃様にご主人様の気配がないか確認をと言われ、この館内や甲斐の辺りまで隅まで行ってきましたがご主人様の気配を感じずに戻ってきました。そこで昨夜も行う可能性が高いので、久遠様や詩乃様達
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